黄色い奴 (ページ5)

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御神体と天の人ページ5

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葉蔵side

改めて神社の前に来た俺らは、御神体を取って富太郎さんに届けなければいけない。
天乃さんと話してたせいで少し遅れてしまうが……まぁ、大丈夫だろう。←

葉蔵「…ん！？」

論吉「ある？？」

葉蔵「論吉、あるぞ！！」

まぁ、御神体があるのは当然のことだと思う。
御神体が盗まれたら大事になっていただろうし、何より天乃さんが言っていた綺麗な宝石というのが、この御神体のことだろう。

そろそろ時間が危ういので、御神体に手をかける。

葉蔵「よいしょ…」

論吉「とれた？」

葉蔵「とれた！とれたとれた！」

間近で見てみると、想像していたよりも白く輝いている御神体に見入ってしまいそうだ。

葉蔵「これが富太郎さんの言ってたヤツか！」

論吉「あぁ～……」

何気にしっかり見るのは初めてなので、少し緊張する。

論吉「…えっ！？これ、、？」

論吉「さっきの、コレ……に似てない、？」

葉蔵「…似てへん、？」

そう、何よりも重要なのが、御神体が論吉が軍の機密の物にそっくりなのだ。
いや、全く同じと言っても過言では無いだろう。

論吉「、これが軍の機密って…どういう事なんやろな？」

葉蔵「いやどういう事なんやろ……」

どうやら論吉は何も知らないらしい。
とりあえず、富太郎さんに御神体を渡す為、一旦帰ることにした。

葉蔵「いやー、何なんやろなぁコレ」

論吉「えっ！？」

？「こんにちはお兄ちゃん達！」