黄色い奴 (ページ4)

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二人の少年と黄色いヤツページ4

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葉蔵side

葉蔵「あのー、すいません！何してらっしゃるんですか？」

俺と論吉は、その人に声をかけてみることにした。
御神体を盗まれては、仕事が出来なくなって富太郎さんに怒られてまう…！

？「えっ！？あ、その……」

その人は後ろに居た俺達に気付いていなかったようで、少し戸惑っている。
吃驚させてしまった…。どうしよ…。

？「たまたま此処を通りかかったんだけど、興味本位で神社の中を覗いたら、綺麗な宝石があったから、ちょっとだけ観察してたんだよね。」

？「あ、邪魔になっちゃってたらごめんね！？」

その人は少し早口で、神社の前に立っていた理由を話してくれた。
少し声でかいけど、普通にいい人やなこの人。

葉蔵「あ、そうなんですね！」

？「君達は何をしに来たんだい？」

葉蔵「あ、俺達は少し仕事の用事で来たんです！」

？「仕事？」

論吉「はい、そうなんです。なんか、富太郎さんっていう人の家が、此処の御神体を定期的に清掃するそうで、」

俺達は事情を説明した。
怪しいヤツって思われたらやばいからな…。

？「…そうなんだ、君達も大変だね」

葉蔵「いやそうなんですよ！」

葉蔵はここから五分ぐらい愚痴ってたBy論吉

数分後…
俺達は少し神社に離れた場所で、ゆっくりと話すことにした。

論吉「えっと、とりあえず名前を」

？「あ、そうだね！忘れてた忘れてた、」

天乃「俺は天乃海斗。よろしく！」

葉蔵「僕は小根島葉蔵です！」

論吉「紗尾論吉です！」

天乃「小根島くんと紗尾くんかぁ！よろしくね！」

葉蔵「天乃さん！よろしくお願いします！」

論吉「よろしくお願いします！」

論吉「あっそうだ！俺達仕事に戻らないと…！」

葉蔵「あっ！すっかり忘れとった！！」

天乃さんと話しててすっかり忘れていた。
帰ってきたら富太郎さんに怒られる！
ヤバイヤバイヤバイヤバイ！はよ御神体持って帰らな！！

葉蔵「天乃さん、俺達もう仕事戻らなあかんので！失礼します！！」

論吉「失礼します！」

天乃「え、あ、気をつけてよー！？」

俺は天乃さんにお辞儀をして立ち去った。

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