【ツイステ】姫君の晩餐会―Walpurgis― (ページ6)

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1-2 厳粛ブレイクページ6

貴女side in 鏡の間―入学式会場

赤髪の男「さ、これで入学式と寮分けは終わりかな？」

「いいかい新入生たち。ハーツラビュル寮ではボクが法律(ルール)だ。逆らう者は首をはねてやるからそのつもりで」

そう、赤髪の男がいうと、次々と寮長たちが話をし始めた。

赤髪の人はハーツラビュルなんだ。

美しい男「それにしても学園長はどこに行っちゃったのかしら？式の途中で飛び出して行っちゃったけど・・・」

学園長？確かにそれらしき人は見当たらないけど、

式の途中で飛び出すって・・・

ﾀﾌﾞﾚｯﾄの声「職務放棄・・・」

ｶﾘﾑ「腹でも痛めたんじゃないか？」

いやいや、兄様。そんなことないでしょうが。

「違いますよ！！」

うわっ、びっくりした。って

あれが学園長？？

ごめんなさい。第一印象カラスでした・・・←

ｸﾛｳﾘｰ「全くもう。新入生が1人足りないので探しに行っていたんです。」

と、学園長。クロウリーの後ろから1人の女の子が出てきた。

ｸﾛｳﾘｰ「さ、寮分けがまだなのは君だけですよ。狸くんは私が預かっておきますから、早く闇の鏡の前へ。」

あの子はどこの寮なんだろう？

と思い、闇の鏡の判断を待っていると。予想もしない返答が帰ってきた。

【汝の魂の形は・・・・・・

・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・わからぬ。】

はい？

わからぬ？え？

どういうこと？適性がないってこと？

【この者からは魔力の波長が一切感じられない・・・・色も、形も、一切の無である。】

魔力がない？なのに黒い馬車に運ばれたの？
ディーラが間違えたとか？

そんなことあるんだ。

【よって、どの寮にもふさわしくない！】

なんてことだ。可哀想に、大勢の前でこんな醜態。

それも女の子。私、じゃなかったボクも女ではあるけれどここでは男。

大勢の男の中に1人の女の子ってだけで怖いはずなのに。

と勝手に嘆いていると

狸？「だったらその席、オレ様にゆずるんだぞ！」

「そこのニンゲンと違ってオレ様は魔法が使えるんだゾ！だから代わりにオレ様を学校に入れろ！」

「魔法ならとびっきりのを今見せてやるんだぞ！」

と、灰色に近い色をした狸がとんちんかんな事を言うと

赤髪の男「みんな伏せて！」

と、赤髪の人が警戒の一言を言った。