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1-1 welcome to the Villain's world ページ5

貴女side





今日は待ちに待った入学式!


女の子としては無理だから、”男の子”としての入学式。


いつもは下ろしてる段の入った長い髪の毛も三つ編みに。



ジャマル特製の魔法薬で男の姿になって入学だ!




と言っても、元が華奢華奢な女の子なので男の娘に見えるって感じかな。


一応声も低いけど、やっぱまだ高いかも。お兄様よりちょい高いくらいの声。
(イメージは悠木碧さんです)





――――――――――――


たくさんの棺。


そして、各寮の寮長たち。

その真ん中には闇の鏡。



その闇の鏡で選別を行う。今回、ジャマルは生徒として来てるわけでは無いので選別には参加してない。



「次、カリマ・アルアジーム。」


一応、男の設定なので苗字もアルがついてるよ。


《おい、聞いたか?》

《アルアジームってあの大富豪アジーム家の》

《たしかどっかの寮にもいたよな》

《もしかして弟!?》



うるさい。


『はい。』


【汝の名を告げよ】


『カリマ・アルアジーム』


【汝は......スカラビア!!】



まぁ、当然でしょう。お兄様やジャミルがいるというのもあるかもしれないけれど。

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作者名:幽宮 | 作成日時:2019年8月16日 18時

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