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屋上の扉をゆっくりと開ける。
マ「どうしたタケミっち、忘れモンか？」
寝そべってたマンジローが入口の方を見た。
マ「あ、A・・！えと、その、オレ」
「ふ、なんか久しぶり感あるね」
ばっと起き上がって急によそよそしくなったマンジローは
なかなか私と目を合わせてくれない。
マ「あの、オレ、オマエにいっぱい言わなきゃいけないことがあって」
「うん」
マ「まず・・お祭り、行けなくてごめん、」
「ほんとだよ〜私お一人様綿あめとかお一人様金魚すくいとかしたからね」
マ「メール、返せなかったのも悪かった、と、思ってる、ゴメン」
「ま、それは許そう」
マ「ケンチンやエマたちを守ってくれたって聞いた」
「大したことはしてないよ」
マ「ごめん、オレがもっとちゃんとしてれば、」
「マンジロー」
マ「、っえ、」
私は入口からだんだんマンジローに近づいて
額をトン、と人差し指で突いた
「やーーっとこっち見た
ごめんは聞き飽きたよもういい
いいからさ、ご飯行こう」
マ「・・は？」
ということで、レッツファミレス
――――――――――――――――――
マイキーSIDE
え、どういうこと？
今オレ最高に混乱中、と同時にちょっと嬉しい
だってAがメシ誘ってくれたんだもん
「んーー迷うなあ、」
祭りに行く前に話があると呼び出されて、そのまま喧嘩して、結局祭りに行けなかった。
連絡もできなかった。でもAは、
マ「怒ってねえの」
「ん？なにが？」
マ「祭りのこと」
「べっつに〜
それよりほら、何食べる？
やっぱマンジローはオムライス？」
マ「は、何で分かんだよ！俺の好物！」
顔に書いてるよ〜って笑うA。カワイイ
なんか、力抜けた
マ「なんかAといると不思議な感じになる」
「はは、なにそれ」
分かんねーけど、オレが見透かされてるような、
見透かされてなお、Aが寄り添ってるような、そんな気がする
「祭りの件は今ご飯楽しいしこれでチャラね
謝るのもこれからはなし、というか最小限にしてよ、慣れないから謝られるの
それにマンジローの柄じゃない」
ああ
「私の前では子どもでも大人でも、どっちでもいいから素直にしててよ」
Aに出会って良かった、そう心から思った瞬間だった。
ヘラヘラしてて考えが読めないし一日中グラサンつけてるし喧嘩強い(らしい)けど、カワイイし意外と表情に出やすくて心が強い
オレの特別
コメントありがとうございます！
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はたはた - 絵うますぎて驚きました。。。 (2022年6月15日 20時) (
レス) @page17 id: aa2b55b842 (このIDを非表示/違反報告)
彩乃(プロフ) - 好きすぎて叫びました！！ (2021年9月15日 20時) (レス) id: e9609c3893 (このIDを非表示/違反報告)
菫 - あーー…好みのお話しで、悲鳴あげました！更新大変だと思いますが、頑張ってください！楽しみにしてます！ (2021年9月12日 21時) (レス) id: 6e23424c50 (このIDを非表示/違反報告)
彼氏欲しい - 久々の更新ありがとうございます！待ってました！作者様も無理のない範囲になさって下さいね！楽しみに待ってます！ (2021年9月5日 21時) (レス) id: 9816b225d8 (このIDを非表示/違反報告)
はい？ - あ、すき。 (2021年8月28日 14時) (レス) id: 0614e5eebb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はくとー | 作成日時：2021年7月23日 23時
