最強の妹は自由を駆ける【東京リベンジャーズ×呪術廻戦】

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武「黒龍をぶっ潰す！！」

正直、驚きつつもタケミっちならなんとなくそう言うと思ってた

千「バカだなオマエは」
「いきなりすっ飛ばしてそこに辿り着くのね」

タケミっちの瞳は揺らがない。
そう、この目。絶対に逃れられないと感じるこの目。
、、誰もがこの目に弱いんだよなあ
　
千「そんな顔すんなよ！わかったよ
確かに黒龍をぶっ潰せば未来は確実に変わる！

オレも乗った！」
「あは、楽しくなってきた」
武「うッしッ！！！」


ーーーーーーーーーーーーー
家に着いてしばらくすると、

ピンポーン


インターンがなった。誰だ？こんな時間に
私今お風呂上がり仕様だから凄くダサいんだが

「はーい、って、どしたの？マンジロー」
マ「、、いや？会いたいなーって思ったから帰り道に寄ってみただけ」

ニコッと笑って答えたけど、なんか様子がおかしいな
無敵らしい彼は私の目には弱々しく映っている

「とりあえず上がりなよ、寒いでしょ」

繕った笑顔がどことなく苦しそうで、今帰したら消えそうな気がした


「私甘党だからココアかいちごミルクの二択ね」
マ「え〜オレオレンジジュースがいいな」
「文句言うなクソガキ」


冷えてるだろうし、ホットココアを用意する。
ダイニングテーブルに向かい合って一息をつく


「で？どうしたの？なんかあった？」
マ「創設メンバーがさ、
いつの間にか半分になったんだ
オレはアイツらと一緒に馬鹿やりたくて、不良の時代を作りたくて、東卍やってんだよ
けど、さ、、オレもうどこ目指してんのかわかんなくなっちまった

ほんとは黒龍なんてどうでもいいんだ
オレはただみんなと居たいんだ」

終始笑顔だけど、辛いっていうのが分かる
マンジローの悲痛な叫びは、きっと私だから漏らしたんだろう
東卍では弱みを見せない無敵のマイキー
でも本当はこんなに弱いんだよなあ


「私と駆け落ちでもする？」
マ「、、エ？」

目が点になった。

「ふは、冗談だよ！
みんなマンジローが好きなんだよ
だから居なくならない
東卍は君のチームだからね」

集会で私が見た景色は確かにキラキラしてた。
1番光ってたのは君だ


マ「Aも離れていくなよ」

席を立ち、私の横に来てギュッと私の手を握る
不安そうな顔は、まだまだ歳相応

「弱さを見せてくれてありがとう
私は絶対に君から離れないよ」





はてさて、これは呪いか否か。

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