個性:ドラえもん2 (ページ4)

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40 相澤side ページ4

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『…もしもし相澤さん？』

体育祭が終わってから２日が経った。
今日は休みの期間を終えた生徒たちが登校する日だ。

あと少しで朝礼の時間あるとなるため出席簿の準備をして職員室を出ようとしていると、不意にポケットの携帯が音を鳴らした。

相｢おう、どうした」

どこか気だるげに響いた声の持ち主はAだった。

『あのね、A体調わるくて』

相｢またか。相変わらずの頻度だな」

『それなAもそう思う』

いつもの軽いノリでそう返す彼女だったが、やはり熱が出ているからか声が少し篭っていた。

相｢熱は？」

『39.2』

相｢高いな」

『ねほんと』

随分と高い熱に、Aは慣れたようにけろっとしていた。

…まあ事実慣れているんだろうが。

『だからちょっと学校休む連絡』

相｢わかったわかった。わかったがお前な、そういう連絡は学校にかけてこい。携帯だと緊急だと思って焦るだろ」

『あれこれ相澤さんの携帯だったの。ごめん』

相｢危ねえなおい」

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