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17話 ページ17

万次郎君と私は許嫁らしい。



敦「けっ…!!!」


千「い!? え? なん!!」


『いいいいいいいいい!!?』




マ「全員スッゲェおもしろい顔してる」


くくくっ、と私の肩に顔を埋める万次郎君


『と、と、と、とりあえず、離れてもらって、おなしゃす』


更にヒッヒ、と笑う万次郎君


マ「語彙力…っ」



『もうっ、いい加減に揶揄うんじゃありません!!』



敦・千「「え」」


痺れを切らせた私は容赦なく肩に乗っかる頭にチョップをカマし
万次郎君を軽くあしらい動きを止めた。


一方、松野と敦くんのからは「おい流石にやべぇって」「チョップかましたよ…マイキー君に」


口々に心配そうな声色で聞こえる囁きに

仮にも元都内最大級の暴走族総長に対して

私はつい昔の調子で手が出てしまったから


そりゃ、びっくりだよね


マ「ふはっ、ごめんごめん」


そんなことも露知らず

万次郎君はケタケタ楽しそうに笑う。


『ダメじゃん、万次郎君。

私ならともかく後輩にそんな揶揄い方したら
せっかくの元総長としての信頼なくすよ?』



マ「大丈夫、俺が強ぇのは変わんねぇから」



『万次郎君。 ちゃんと謝って』


マ「…はーい」


渋々といった形で近かった距離も少し離してくれた。


敦「あ、いや…マイキー君が俺らにそこまでしなくてもいいですよ!」


千「そうっすよ、ビックリはしたっすけど謝んなくても!」



マ「わりぃな…

俺のが昔からの知り合いで、Aと距離感近いんだわ。

気にせず頑張れよ!」



敦・千「「あぁ?」」」



『え、ちょっとちょっと、なんで二人凄んでんの!

万次郎君また変なこと言ったでしょ! やめなさいって!!

てか、謝れっていったよね? なんでいきなり激励の言葉かけたかな??』



マ「いいね、その目? やる?」


なんか知らないけど

この人 暴れたいだけなんじゃないのか?


『やらないよ!!』



敦「望むところです!!」


千「いくらマイキー君だろうと手加減しませんよ!!」



『望むな望むな!! どうかここは穏便に…公共の迷惑だから!!』



▼Aちゃんのゲンコツで戦いの火蓋は鎮火した

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作者名:graybear | 作成日時:2023年5月7日 22時

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