130話 ページ44
『…お礼』
千「あ? お礼??」
『中学の時、私 駅の階段で落ちそうになってさ。
花垣君が助けてくれて
その後も色々 迷惑かけちゃったから
お礼とお詫び。
…本来のお礼のプレゼントは渡そうとした日に
色々あって、渡し損ねて…さ』
千「……あぁ(そういや、タケミっちもそう言ってたな)」▼黒歴史シリーズ無印3話参照
あれ、そんなすんなり納得するの?
まぁ、いっか
『形に残んないものならいいかなって思えたの。
友達からも後ぐされないから
バレンタインは好都合だっていう経験から着想して
今更だけど渡しても変じゃない気がしてさ』
千「いや、だいぶ参考にしちゃいけないような話から着想されてんだけど?」
裕姫のロクデナシアドバイスなのは承知の上だったけど
そりゃ心象悪いかぁ…
『だよね…気持ちはわかるよ。
でも、あんたも文化祭の時謝ってくれたじゃん?
そしたら、過去のことについて感謝の気持ちだったら、
打ち明けたって遅くないんじゃないかと思えたの。
むしろ、次に進むためにちゃんと自分の気持ちの腑に落ちない部分取り除きたくて』
千「…したら、もうキッパリ未練なくなんのかよ」
『そうだね。
…うん、そうだよ。
でも、直接渡さずに受け取って欲しいんだけど
机とか下駄箱はハードル高いし貰ってくれない可能性もあるって思って
裕姫に後で相談するつもりだったの』
「ふーん」と、感情の読めない相槌が返ってきて
何を言葉にしても弁解のようにしか聞こえないこの状況に
軽く脳みそを捻り始めた
千「それ、俺が手ぇ貸してやるよ」
そんな私を横目に
やはり、なんとも言えない表情の松野がポツリと発した言葉に
『え…ほんとに?』
私は驚きを隠せなかった
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graybear(プロフ) - シルバーさん» 失礼致しました!こちらの不注意で不快な思いをされてしまったのであれば申し訳ございません!こちらオ?りふ?ラはお外ししました!お伝え頂きましたありがとうございます。 今後、同じことが無いよう留意致します! (2022年7月9日 22時) (レス) id: b4decafeee (このIDを非表示/違反報告)
シルバー(プロフ) - オ/リフラが立っています。外して下さい。 (2022年7月9日 21時) (レス) id: 4df619e2e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:graybear | 作成日時:2022年7月9日 20時