92話 ページ5
『ありがとう｡
敦君は夏休みの時の約束､守ろうとしてくれてたんだね…｡
ダサくなんかないよ
やっぱり､敦君はダチ想いのいいヤツだね!』
彼の優しさを言葉にしたら､尚更 笑みが溢れてきて
つられて敦君も笑顔になってくれていた
敦「でも…その事なんだけどさ」
さっきの笑顔からちょっと苦笑いに変わり
歯切れが悪そうに言葉を続けた
敦「ダチって言ったのは俺の方なんだけど､なんか違うっていうか…」
『…あれ 実は相当､怒ってらっしゃる?』
敦「いやいやいや!
ダチっていうか､それ以上っていうか!
俺の中でAちゃんは守りたい存在っていうか!」
『え､敦君は私のお兄ちゃんになりたい､的な?
それはちょっと､弟だけで持て余してるし…』
「あー」と綺麗にセットされている髪型が少し崩れるくらいに頭を掻い
なにか考えながら言葉を選んでいる様子
敦「あのさ､今回のことでもっとAちゃんと仲良くなりたいって思ったから
今年のクリスマス俺に時間くれないかな」
『…え!!』
ぼんやり敦君を眺めていたら思わぬお誘いが飛んできて
裕季に言われた…クリスマスに男女で出かけるって
“カップルのデート”だって
敦「…Aちゃんとゆっくり話がしたいんだ｡
何気ないことでも､辛い片想いの話でも…
いつAちゃんが何か思い詰めて溜め込んだっておかしくないんだし」
『お､お手間をかけます…』
敦「それに､仲直りしたい以上にAちゃんに伝えたいこともあるから」
気づけば､敦君の目線は真っ直ぐに私を射抜いて離さなかった
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graybear(プロフ) - シルバーさん» 失礼致しました！こちらの不注意で不快な思いをされてしまったのであれば申し訳ございません！こちらオ？りふ？ラはお外ししました！お伝え頂きましたありがとうございます｡ 今後､同じことが無いよう留意致します！ (2022年7月9日 22時) (
レス) id: b4decafeee (このIDを非表示/違反報告)
シルバー(プロフ) - ｵ/ﾘﾌﾗが立っています。外して下さい。 (2022年7月9日 21時) (レス) id: 4df619e2e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：graybear | 作成日時：2022年7月9日 20時
