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117話 ページ31

Aside


.

あの後のことはもう思い出したくもない



誰も彼もが悲惨な最後を送り



また花垣君だけが取り残され

最後の最後まで見知らぬ組織に飼い殺された
全てを知った後の


私は…



母「あら、おはよう。
あけましておめでとう!!」



パッと、明るく微笑んだ
着物の着付けの支度に勤しむ母



『あけまして、おめでとう…』


きっとかなり冴えない顔をしていたのだろう
一瞬にして私を宥めるかのような穏やかな顔に変わった



母「顔色がすぐれないわね?

昨日、年越しそば食べたら
いの一番に寝てた健康優良児の顔ではないわよ」


「初夢じゃなくて悪夢でも見ちゃったのかしら?」と、
いつの間にやら淹れていた温かいお茶をゆっくりと啜っていた



『だめだよ…!

初夢って現実になりやすいんでしょ!?
そんなの嫌っ…絶対ダメだよ!!』



母「あらあらあら…

相当、酷い初夢だったのね…真っ青よ?
寝ていた時の夢は話してしまえば叶わないっていうじゃない?

言ってみなさいな」



今回の夢は前とは全然違う未来の夢


私の将来の目標
合気道の師範になって道場を建てる


その足がかりまで出来て…



『…それに、結婚して子供まで居て』


千堂って言われてたな…

これは、敦君との未来はあまり期待できないって暗示なの?

でも、夢だし…



いやいや



てか、なにを さも当然のように
敦君との結婚話に不安を抱いてんだ!!


夢だっての!!



母「んー、今度は顔が真っ赤よ?
一体どんな夢みたんだか…

落ち着きなさい。

はい、お水」



私の動揺を他所に母は至って冷静だった

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graybear(プロフ) - シルバーさん» 失礼致しました!こちらの不注意で不快な思いをされてしまったのであれば申し訳ございません!こちらオ?りふ?ラはお外ししました!お伝え頂きましたありがとうございます。 今後、同じことが無いよう留意致します! (2022年7月9日 22時) (レス) id: b4decafeee (このIDを非表示/違反報告)
シルバー(プロフ) - オ/リフラが立っています。外して下さい。 (2022年7月9日 21時) (レス) id: 4df619e2e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:graybear | 作成日時:2022年7月9日 20時

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