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109話 ページ22

【余談】


敦「悪いな、呼び出して」



千「警備に捕まってる筈だった日比谷弟に逃げられて
ここら辺で探しまくってたから、気にするなよ。

というか日比谷はもういいのか?

てっきり一緒に帰るのかと…」



敦「あぁ、それは心配ねぇよ。

その弟君に帰りは任せたから」



千「くっそ、一足遅かったか…

でも、災難だったな
日比谷弟が居なければ邪魔が入らなかったのに」



敦「いいんだよ

どのみち観覧車に乗った時点で門限ギリギリだったから。

観覧車降りたら弟君が目の前に現れたのはビビったけど!」



千「門限!?

そんなのあるとか
アイツん家は家族総出で過保護かよ…」



敦「あー、それはさ

弟君が気難しいのは知ってっから
あえてAちゃんの家に迎えに行って

弟君に条件飲んでもらっ上で
デートの許可貰ったんだ」



千「いや



それはすごいぞ、アッくん…」


ーーーーー

数時間前の日比谷家 玄関


敦「お願いします。

ちゃんとお姉さん守るんで

今日の19時まで
Aさんを俺に預けてくれませんか?」



燈「姉は急な発熱と嘔吐と痙攣で動けません

とっとと帰りやがれくれませんか?」



敦「それはむしろ病院に行ったほうが良くないですか?

俺、付き添いますんで!!」



燈「下心あるようなゲスな野郎に

可愛く美しい姉さんを渡すわけにいかない

お引き取り願います」



敦「…そうですね

Aさんを想ってる気持ちを隠す気はないです。

でも君から見て、Aさんを守りたと思う男として
俺が役不足だと判断すんなら

諦めて帰ります」



燈「……役不足

それは僕の方だろ」



敦「? なんか言った」



燈「…18時まで」



敦「18時?」



燈「門限

それまでに姉さんを僕の元に帰せ。
ちょっとでも遅れたり、姉さん泣かしたら

一生近寄らせないし
もはや明日の朝日は拝めねぇと思え。」



敦「おぅ、肝に銘じておく

ありがとな」



燈「でしゃばんな、アンタのためじゃねぇ

楽しそうにしてる姉さんの顔…曇らせたくないんだよ」



敦「え…!」



『うぇ!? ちょっと!

なんで玄関(ここ)燈佳(とうか)が居るの!』



燈「愛の力だよ」



『ぐるぐるに縛って部屋で簀巻きにしてたのに?』



敦「え」



燈「愛の力があればどうとでも
(バタフライナイフ仕込んどいてよかった)」



『また刃物か何か使ったのね…危ないじゃん、家の中で』



敦「えぇ…(時々、ポケットに手突っ込んでたけど刃物仕込んでんの?)」

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graybear(プロフ) - シルバーさん» 失礼致しました!こちらの不注意で不快な思いをされてしまったのであれば申し訳ございません!こちらオ?りふ?ラはお外ししました!お伝え頂きましたありがとうございます。 今後、同じことが無いよう留意致します! (2022年7月9日 22時) (レス) id: b4decafeee (このIDを非表示/違反報告)
シルバー(プロフ) - オ/リフラが立っています。外して下さい。 (2022年7月9日 21時) (レス) id: 4df619e2e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:graybear | 作成日時:2022年7月9日 20時

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