103話 ページ16
千「本当にホッケーで殴りやがった…
(こいつアッ君にも殴りかかろうとしやがった)」
燈「わ、どうしよう〜! すみませーん、僕 ホッケーしててパックここまで飛んでっちゃって(嘘)
…そしたらこの怖い人たちに当たって、殴られそうになったから
必死でスティック振り回しちゃってクリティカルヒットで(大嘘)
…ごめんなさぁい」
警備員「あぁ、こいつら偶にここで騒ぎ起こす厄介者だから気にしなしで。いい薬だよ。」
燈「そうでしたか…でも、本当にごめんなさい!
あ、仲間が向こうで待ってるので、僕はこれで…」
警備員「あ、でも状況確認必要だからちょっとだけ一緒にきてね」
燈「え、ぼ、僕 怪我ないんで」
警備員「あとホッケーの棒振り回した君も、正当防衛だけど厳重注意ね」
千「あーあ」
燈「松野、姉さんたち追え! あとで合流する!」
千「…はいはい
(このまま行き先撹乱せて時間稼ぐか)」
.
敦「ごめん、ここまで走らせて!」
『ううん、大丈夫』
敦「…カッコ悪ぃよな、逃げるなんて」
『…え?』
敦「でも、二人で出かけてんのに喧嘩始めるのもなんかなって…」
『逆に、君が喧嘩を始めてたら、私が全員止めて家に帰ってたよ?
敦君が中学の頃ヤンチャしてたのは知っるし
私を助けてくれるくらい強いのも知ってるから
相手を倒してる君よりも、私を優先してくれる君の方が好きだよ』
まぁ、私も軽くド突こうとしてたから敦君のこと言えないけど…
びっくりしたように目を見開く敦君はしばらく固まって
敦「……あ、はは。
それなら、良かった、けど、ごめん
…ちょっと今、顔見られたくないかも」
『!!』
顔を隠してそっぽを向く彼
すこし覗く頬が燃えるような赤に染まっていて
自分自身の言葉を思い返してみた
あ
『…好きだよ』って
無意識だった
『待って…それは、なんていうか…
友好的な意味というか…私まで照れちゃうじゃん…』
私は外気で冷え切った両手でほっぺを覆って
少しでも早く熱を冷まそうとしていた
▼着実に意識し合う二人の距離感
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graybear(プロフ) - シルバーさん» 失礼致しました!こちらの不注意で不快な思いをされてしまったのであれば申し訳ございません!こちらオ?りふ?ラはお外ししました!お伝え頂きましたありがとうございます。 今後、同じことが無いよう留意致します! (2022年7月9日 22時) (レス) id: b4decafeee (このIDを非表示/違反報告)
シルバー(プロフ) - オ/リフラが立っています。外して下さい。 (2022年7月9日 21時) (レス) id: 4df619e2e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:graybear | 作成日時:2022年7月9日 20時