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「ねぇ、Aちゃん。

場地が俺らの文化祭の日程、
2週間くらいずれて認識してたから本当の日程
教えたんだけどさぁ…俺、なんかマズい事した感じ?」

一虎さんのこの発言で一気に血の気が引いた。

タケミチ君にも、千咒にも、文化祭は3兄が来ないように
協力してもらっていた。

なぜなら、彼らは度重なる私との約束違反を繰り返し、
放課後迎えに来ては騒ぎを誘発させ続けた。

被害は最小限に抑え続けていたものの
先日、門前でウチの生徒と抗争待ったなしの睨み合いをしてしまい学校側が全面的に要注意人物として出禁を発令したのであった。(無期限)


そして、一虎さんは学校をフケることもあり
私は連絡先を把握していない(何回再登録しても
何者かにデータも書き置きも抹消される)ので

すっかり盲点だった。


『…わ、私…この学校にいられなくなる…退学』


私史上今世紀最大の特大パニック、到来。


「お、落ち着けって! あいつらの事でAちゃんに
無慈悲な責任負わせないように、俺 頑張るから!!」


『一虎さん』


「…はい」


『下手なことはしなくていいです。

私がお願いした通りに彼らがここに来れないよう
手伝ってください』


「はい、喜んで」


▼後に一虎はこの時の冷たいAちゃんの言動にマイキーが静かに激怒している時の緊張感を感じ取ったらしい。

さすが妹分。

ーーーーー

目の前に起こった現実がショッキングすぎて
もはやトランス状態に陥り思考が飛んでい、
事の発端である文化祭一週間前の回想が巡ってきた。


和泉A、溝中 退学 秒読み。


いや、いかんいかん。

意識をどうにか取り戻すのだ。

落ち着いて、事態を俯瞰して考えよう。


ーーーーー


※この場をお借りしまして※


最近、何かとご無沙汰しております!
のろのろ亀更新すみません!

他小説の下書きしてたら楽しくて…
更に年度末から始めにかけてバタつきが収まらず…

すみません、言い訳もそこそこに。
私事で恐縮ですが更新ペースが非常に揺らいでおります。

今後も頻度が遅くなり数話まとめて更新していく場合も
あるかと存じます。

有難いことにご覧頂いております皆様につきましては、
お待たせしてしまう事もあるかと思われます…

ですが今後とも頑張って更新していく
所存ではありますので気長にご覧いただけますと幸いです!

何卒よろしくお願いいたします!!

graybare.

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作者名:graybear | 作成日時:2024年1月11日 21時

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