遠くから眺めておきたいのになんで巻き込んでくるのかな？！【Prolog】 (ページ28)

今日:32 hit、昨日:10 hit、合計:6,556 hit

長い一日だった…… ページ28

まさかあんなにゴーストカメラの説明が長いとは思わなかった。もう眠いしクタクタ

＿2Fｰ外廊下

デュース「はぁ～～～～っ…………。退学免除……。力が抜けた。」
エース「やれやれだねー。」
グリム「らんららん♪明日からオレ様もナイトレイブンカレッジの生徒なんだゾ！オマエたちなんかぶっちぎって学年首席になってやるんだゾ～～～！」

あるものは安心し、力が抜け落ち、あるものは他人事のように口出し、あるものは生徒になれたことで喜びにまい、あるものは主人公という重りを本格的に背負い始めどんよりし、あるものは他寮生であり、同寮生でもある複雑な立ち位置から寮長という座を手にショックを受けている。

エース「ユウと２人で１人の半人前のクセしてよく言うぜ。……まー、良かったんじゃないの？」
デュース「明日からは同級生だな。ユウ、グリム。」
『これからは一緒に登下校できるね。……トラブルがなければだけど……』

全くだ。もうこんな体験は懲り懲りである。

ユウ「改めてよろしく。」
エース「改めてそういうの、ハズいからやめない？」
デュース「フッ。そうだな。これから嫌でも毎日顔を合わせるだろう。特にこいつとは同じハーツラビュル寮だし……」
エース「毎日こんな真面目くさった顔を見なきゃいけないのかと思うと、やんなっちゃうね。ま、いいけど。そんなことより早く寮に帰ろーぜ。せっかく退学免除になったのに最初から遅刻じゃキマらない。」
デュース「そういえば俺たちはハーツラビュル寮所属だがお前たちの寮の名は？」
『オンボロ寮じゃね？見た目あれだし……』
グリム「そうなんだゾ。それにあそこゴーストが住み着いてるし……うう……」

うぅ……でもいいもん6章が終われば設備が良くなるんだ……それまでの辛抱……

デュース「あ、あぁ…なるほど…」

デュース引いちゃったじゃん！

エース「えー。オレもそっちの寮が良かったな。」

ま？

エース「毎日寮で真面目クンの顔を見なきゃいけないかと思うと、やんなるわ。」

そゆこと…

デュース「それはこっちのセリフだ。サボり魔エース。」
エース「はいはい、退学に半べそかいてた泣き虫デュースくん。んじゃ。また明日ね、ユウ、ルカ。」
ユウ「なんだかんだいいコンビだね。」
グリム「オレ様たちも寮に戻るんだゾ！明日からは雑用係じゃない。ついに…ついに！ナイトレイブンカレッジの生徒として、オレ様たちの輝かしい学園生活が始まるんだゾ～！」