遠くから眺めておきたいのになんで巻き込んでくるのかな？！【Prolog】 (ページ27)

今日:29 hit、昨日:10 hit、合計:6,553 hit

え…？私が寮長？これでも一応ディアソやぞ？ページ27

学園長「全然話聞いてませんね……ユウくん。ご覧の通りグリムくんはまだ人間社会に不慣れです。君がしっかり手網を握って、騒ぎを起こさないよう監督するように！」

そーだぞ監督生〜！君が主人公うんぬんかんぬんは言ったけどやっぱり本場は違うねぇ……

エース「あはっ！すげーじゃん、お前。入学したばっかで、もう監督生になっちゃったわけ？」
デュース「なるほど。お前たちの寮に寮生は２人だけなのか……。つまり、学園長にグリムの監督を任されたユウが監督生ってことになるんだな。」

デュースくん、私ディアソの制服着てるけど一応オンボロ寮生でもあるからね。

エース「プッ……前代未聞なんじゃねーの？魔法が使えない監督生なんてさ。いいね、クールじゃん。魔法が使えない監督生！」
ユウ「頑張る。」
エース「あははっ。頑張れよ、監督生どの！」

まって、なんかやな予感。

学園長「なるほど、監督生ですか。ちょうど頼みたい仕事もありますし、肩書きがあるのは都合がい……いえ、素晴らしい！そしてディアソムニア寮に選ばれたとはいえ、あなたもオンボロ寮生でもあります。そんなあなたは魔法も使えますしオンボロ寮の寮長にしましょう！」

えっ、

『えっ、』
エース「うえっ、もう寮長なんの！？オレもオンボロ寮生だったらワンチャン……」
デュース「お前はユニーク魔法もまだないんだからルカの方が上だろ。」

待ってそこまで私はなりたい訳じゃない！！！

『そそそそ、それってつまり、何かしら寮で大事な事があれば必ず出なければならないと言うことですか……？？』
学園長「えぇ、その通りです！この学園には寮長会議というものが存在します。それには必ず出席してもらいますからね！」

それって寮長たちとのエンカウント不可避じゃん！

『もはやそれディアソムニア寮生でもなくない？！』

ねぇ無視？？？あ、ユウちゃん、そんな目で見ないで……断れないじゃん！！！
私確かにオンボロ寮に居たいと言ったけど！寮長になりたいわけではないから！

ユウ「ルカが寮長だったら私心強いし安心するな。」
『やってやろうじゃないか！寮長に！』

やっべ、反射的に言っちまった。

学園長「それは良かったです！それと監督生くん。貴方に、これを預けましょう。……これは通称『ゴーストカメラ』と呼ばれるものです。」

ゴーストカメラに関してはもう説明聞かなくてもいっか。長いし！