遠くから眺めておきたいのになんで巻き込んでくるのかな？！【Prolog】 (ページ20)

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魔法はイメージ… ページ20

顔のない怪物「カエレ！カエレ！！カエレ！！！」
デュース「ぐあっ……！」
『んの馬鹿！何してんだよ？！』
エース「チッ……ノーコン真面目クンは引っ込んでな！オレが仕留める！はぁっ！」

エースくん、それはダメなやつ

顔のない怪物「ウウウウウウォオオォォォオォォ！！！」
エース「ぐはっ！！」

言わんこっちゃない

グリム「ふぎゃぁ〜！！こっちに来るな〜！！！」
顔のない怪物「グルルルル！！！」
グリム「ぜ、全然効かねぇんだゾ〜！」
『くそっ！魔法が使えたとしてもしょぼ過ぎて効かない！やっぱり初めてだとダメなのか？！』

ああぁ！もう！戦いに集中しすぎてこの後の展開が思い出せない！

ユウ「…………！？今、なにが光った！？」
『！！あれは魔法石だ！』
顔のない怪物「ォオオオオオヲヲヲヲヲヲヲヲ！！！！ワタサンゾオオオオ！！！！」
グリム「オイユウ、ルカ、ひひひひとまず逃げるんだゾ！このままじゃら全員やられちまう！」
ユウ「退却！退却！」
顔のない怪物「ウォオオオオ〜〜〜〜！！！」

＿ドワーフ鉱山ｰ静寂の森

グリム「ここまでくれば大丈夫か？」

さぁさぁとうとうやって来ました！デュースの素の姿まであと30秒！
はぁ、ここまで逃げてくるのにめっちゃ苦労したわ…もう二度とあんな体験はごめんだね。お、そろそろか？

デュース「あぁ、そうかよ！なら腰抜け野郎はそこでガタガタ震えてろ！」
エース「はあ〜〜〜〜？？腰抜け？誰に向かって言ってんの？」
グリム「な、なぁ……デュース。オマエなんかキャラ変わってる気がするんだゾ？」

私もついさっき口調変わっちゃったけどグリムはもう慣れたらしい。何も言ってこない。

デュース「……ハッ！ご、ごほん！悪い。すごさ取り乱した。」
ユウ「どうしよう」
グリム「オマエら、バーンっとド派手な魔法とか使えねーのか？」
デュース「大がかりな魔法や複雑な魔法の使用には訓練が要る。」
エース「だから魔法学校があるんだけどね。パッと思い浮かべた通りに魔法を使うにはかなり練習が必要ってワケ。ぶっちゃけ、テンパってるとミスりやすい。」
『だから私はあんなにしょぼかったのか……』

しょぼい…自分で言うと悲しいな…初めてだもん…仕方ないよね？