遠くから眺めておきたいのになんで巻き込んでくるのかな？！【Prolog】 (ページ13)

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オンボロな屋敷に住んでも私は一応ディアソ寮生である。ページ13

＿オンボロ寮ｰ自分の部屋

「ふぎゃっ！？」

グリちゃんの鳴く声が聞こえる。
そういえば今日から私は学生なのか。

＿オンボロ寮ｰ談話室

『ユウちゃん、グリちゃんおはよー……ふぁ……』
ユウ「おはよう、まだ眠そうだね。今日の朝食は私が作るよ。」
『ありがと〜…！』

朝は弱いからね。ちなみに言うと私の部屋とユウちゃんとグリちゃんの部屋は別々だけど隣だから叫び声とかは聞こえるんだよね。あと昨日ﾎﾞｯって穴が開く音聞こえたからそれで一回目が覚めた。

ユウ「ご飯できたよ。」
『うわぁ！めっちゃ美味そう！！』
グリム「にゃはー！ツナ缶もあるんだぞー！」
ユウ「ねぇ、ルカ。今日は初めてなんだし一緒に登校しない？」

おっと……それは何トランポリンとエンカウントする可能性があるということか(フラグ)……いやでも……

ユウ「…だめ？」
『い゛い゛よ゛！！！！』

どこでそんなの覚えたの！！！！ほんとかわいいんだから！！

グリム「ルカ……今凄く変な顔してるんだゾ…」

やだ…そんな新種を見るような目で見ないで…

学園長「おはようございます、3人とも。よく眠れましたか？」

グリム「ベッドに寝そべったら底が抜けてびっくりしたんだゾ！どんだけオンボロのまま放置してたんだ？朝もゴーストに起こされるし最悪なんだゾ！」

『壁が薄くてその音で一回目が覚めました。』

ユウ「ぐっすり！」

学園長「異世界に飛ばされたのに図太くてよろしい！さて、今日のお仕事は学園内の清掃です。……といっても学園内は広い。魔法なしで全てを掃除し終えることは無理でしょう。ですので、本日は正門から図書館までのメインストリートの清掃をお願いします。いいですか、ユウくん。昨日のような騒ぎを起こさないよう、グリムくんをしっかり見張っていてくださいね。そしてルカくん、こちらは貴方のマジカルペンと制服です。呉々もマジカルペンだけはなくさないように！また、制服は一応ディアソムニア寮生ということなのでベストと腕章はディアソムニア寮カラーとなっておりますので！」

そんな無くすような人だと思われてんの？てかディアソカラーとか最高。