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ひと束、ひと束。
丁寧に花を合わせて、包装していく。
村上さんはいつも、その動作をじっと見つめてるけど、
今日ばかりは キクさんの話し相手になって
ニコニコと楽しそうに笑う。
「あんたたち、このまま付き合っちゃえばいいのよ。」
村上「キクさん 口開けばそればっかやなぁ。」
「モタモタしてたら Aちゃんみたいな良い子、誰かにとられちゃうわよっ」
村上「はは、そら困るなぁ。」
彼は本当に凄い人で、
こうしたキクさんの冗談も巧みな話術で上手い具合に場の空気を弾ませる村上さんのおかげで、気まずくならないで済む。
気の済むまで話して満足したのか、キクさんは 花束を抱えて お店を去っていった。
二人きりになった店内でも、お喋りな村上さんの口は止まることがない。
村上「_そんで、その時ヨコがな…」
村上「あっ、この花知っとるわ！」
村上「今日あったかいなぁ。」
だいぶ親しくなった私に対して、彼はすっかり敬語を外して 今日起きた事や 職場のこと、横山さんのこと、それから 時折 私の近状を聞いては 大きな口を開けて笑う。
彼の笑顔に釣られて笑えば、それを見た彼も嬉しそうに顔を綻ばせる。
『__…はい、出来ました。』
話し込んでしまったから、普段より長引いたお渡し。
持ち運びしやすい小さな花束にして、彼に渡す。
村上「おぉ、さすがやな。」
『ふふっ。花屋ですから。』
村上「えらい、えらい。」
ちょっとした冗談を言えば、彼は優しく笑って私の頭を撫でる。
もうすっかり慣れてしまったことに特に驚きはないけれど、
その行為は、どこか"彼"を思い出す。
『…それじゃあ、またお待ちしてますね。』
たまらず 彼の手を除けて扉を開け、外へ出るよう促すも
彼は私を見つめたままそこから動こうとしない。
村上さんは静かに、口を開いた。
村上「……A」
村上「
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なっか(プロフ) - ぁぃ岡ちゃんさん» お返事遅くなってごめんなさいorz 村上くんは登場させた時からヤンデレ落ちにしようと心に決めてたので そう言って貰えて嬉しいです！多分この小説の中でマトモなのは横山くんだけです(笑) 新作の方もちまちまと更新するのでこれからもよろしくお願いします＼(^o^)／ (2018年11月29日 7時) (
レス) id: c94037b149 (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ岡ちゃん(プロフ) - 変なタイミングでコメント失礼します。実はこの作品3回以上は読むほど大好きで...！ ヨコもひなちゃんもいいキャラだし、何より殺人鬼とは思えないこのすばるくん！！！もう会えないとかとても悲しいですが、幸せな気持ちにもなって、、！新作の更新も楽しみです！ (2018年11月24日 13時) (レス) id: b0cf436bba (このIDを非表示/違反報告)
のこ - にゅいさん» ほんとそれ。 (2018年6月6日 1時) (レス) id: d930366955 (このIDを非表示/違反報告)
なっか(プロフ) - ∞みきりんご∞さん» お返事が遅くなってごめんなさい(＞＜)はい！フォロバさせていただきました、ありがとうございます！ (2018年2月26日 21時) (レス) id: c94037b149 (このIDを非表示/違反報告)
∞みきりんご∞(プロフ) - なっかさん、青鳥フォローしました！どさくさに紛れて、みたいな感じですが… りゅーかってやつです。 (2018年2月26日 19時) (レス) id: 4856ac329b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっか
| 作成日時：2017年12月19日 12時
