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渋谷「A、門限は17時やで。」
すばるくんは、意外と心配性だ。
あんなことがあったからなのか、前よりも過保護が増した気がする。
渋谷「17時までに帰れ。」
『ええっ、』
渋谷「ええ、やないねん。」
友人と出掛ける事を伝えると、玄関まで着いてきてそう言う彼。
時は既に13時過ぎ。4時間もしない内に帰らなきゃいけないなんて、と口を尖らす私を見て 彼は小さくため息を吐いた。
渋谷「……家から一歩も出られへんように縛り付けといたってええんやぞ、俺は。」
ﾄﾝｯ、
肩を押され、背中がつく。
ドアに肘を付けた彼の顔がすぐ近くまで迫り、私は慌てて顔を背けた。
『わ、わかった…17時にはかえ、』
渋谷「こっち向け、A。」
耳に顔を擦り寄せ、低い声がダイレクトに響く。
抗うことが出来ない私は、素直に前を向いた。
途端、彼と目が合い 唇を奪われる。
『ん、ぅ…ッ』
渋谷「…ふ、」
深い口付け。
まだ慣れない私は息をするのに必死なのを知ってる癖に、彼はそんな暇さえ与えないように 執拗に舌を絡ませる。
私はこのキスが、好きではなかった。
苦しくて胸元を叩いても、彼は私の頭を抑えて離さない。
『…ッすば、ぁ…ん、まって、』
渋谷「は、…」
『っはあ、も、遅れちゃ…っ』
渋谷「…ほな、もっと遅れることしたろか？」
やっと離れたかと思えば、今度は腰を撫でられて。
その言葉の意味を理解して 慌てて押し退けようとすると、それが気に食わなかったのか 再び唇を重ねた。
『やだ…すばるくん、』
渋谷「……はぁ〜〜、お前なぁ…」
やっとの思いで彼を引き離して、見上げると
珍しく口を詰まらせた彼が目に入る。
ガシガシと頭を掻いて私を見つめると、私の首元に顔を寄せた。
途端にチクリと鋭い痛みが走る。
渋谷「…虫除け、」
『……心配しなくても、女の子と会うだけなのに。』
渋谷「ええねん。俺のって印やから。」
ニッと悪戯に笑う彼。
私の首元に付いた痕を見て満足したのか、すっかり機嫌は直ってた。
彼の気が変わらない内に家を出た方が良いと判断した私は、そそくさとドアノブに手をかける。
『じゃあ、行ってきます。』
渋谷「…ん、待っとる。」
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なっか(プロフ) - ぁぃ岡ちゃんさん» お返事遅くなってごめんなさいorz 村上くんは登場させた時からヤンデレ落ちにしようと心に決めてたので そう言って貰えて嬉しいです！多分この小説の中でマトモなのは横山くんだけです(笑) 新作の方もちまちまと更新するのでこれからもよろしくお願いします＼(^o^)／ (2018年11月29日 7時) (
レス) id: c94037b149 (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ岡ちゃん(プロフ) - 変なタイミングでコメント失礼します。実はこの作品3回以上は読むほど大好きで...！ ヨコもひなちゃんもいいキャラだし、何より殺人鬼とは思えないこのすばるくん！！！もう会えないとかとても悲しいですが、幸せな気持ちにもなって、、！新作の更新も楽しみです！ (2018年11月24日 13時) (レス) id: b0cf436bba (このIDを非表示/違反報告)
のこ - にゅいさん» ほんとそれ。 (2018年6月6日 1時) (レス) id: d930366955 (このIDを非表示/違反報告)
なっか(プロフ) - ∞みきりんご∞さん» お返事が遅くなってごめんなさい(＞＜)はい！フォロバさせていただきました、ありがとうございます！ (2018年2月26日 21時) (レス) id: c94037b149 (このIDを非表示/違反報告)
∞みきりんご∞(プロフ) - なっかさん、青鳥フォローしました！どさくさに紛れて、みたいな感じですが… りゅーかってやつです。 (2018年2月26日 19時) (レス) id: 4856ac329b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっか
| 作成日時：2017年12月19日 12時
