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渋谷「…どないしたん」
『え、』
渋谷「さっきから黙っとるから」
タオルで頭を拭きながら私を見つめるすばるくん。
大きな瞳に見つめられて 思わず目を逸らした。
彼の瞳は何もかも見透かしてる気がして、苦手だ。
『…あ、あのね』
渋谷「おん」
"あのレインコートは、なに？"
思い出すのは、さっき見た赤いレインコート。
連続通り魔の特徴である、それ。
どうして彼が持っているのか。
居なくなる日曜日に、何をしているのか。
_事件が起こる日に、何故姿を消すのか
聞きたいことは沢山ある。
なのに、声に出ない。
渋谷「A？」
彼の手が私の頬を撫でる。
酷く冷たい手に触れられて、思わず肩を揺らした。
『…すばるくんは、』
顔を上げると 大きな瞳と視線が合わさった。
何故か彼は目を細めて私の首に触れる。
渋谷「あかんで、A…その顔は、」
『すば、』
渋谷「__喰ってまいそうになる」
ひくりと喉が鳴る。
まるで獲物を見つけた捕食者のような顔。
どうしてか、見た事の無い通り魔と 重なった。
『_ッやだ…！』
ﾄﾞﾝｯ
思わず突き離した身体。
すばるくんは驚いて目を見開いていた。
そんなこと気にならないくらい恐くて、彼が、恐くて。
渋谷「A、」
『レインコート…！！』
私に手を伸ばした彼の手が止まる。
『通り魔と同じ、レインコート…どうして、すばるくんが持ってるの？
事件が起こる日曜日、何処に行ってるの？
ナニを、してるの…？』
渋谷「…」
『答えて……すばるくんは……何者？』
私の言葉にすばるくんは黙ったまま。
沈黙が数分続いた後、彼は小さく舌打ちをした。
そして息を吐くと 目を伏せて 笑った。
その顔は、別人のようで。
さっきまで優しく笑ってた彼は、もう、
渋谷「あーあ、潮時やな。」
『…、』
渋谷「すごいやんA、正解やで。
___俺は、人殺しや。」
あなたは、だれ。
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なっか(プロフ) - ぁぃ岡ちゃんさん» お返事遅くなってごめんなさいorz 村上くんは登場させた時からヤンデレ落ちにしようと心に決めてたので そう言って貰えて嬉しいです！多分この小説の中でマトモなのは横山くんだけです(笑) 新作の方もちまちまと更新するのでこれからもよろしくお願いします＼(^o^)／ (2018年11月29日 7時) (
レス) id: c94037b149 (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ岡ちゃん(プロフ) - 変なタイミングでコメント失礼します。実はこの作品3回以上は読むほど大好きで...！ ヨコもひなちゃんもいいキャラだし、何より殺人鬼とは思えないこのすばるくん！！！もう会えないとかとても悲しいですが、幸せな気持ちにもなって、、！新作の更新も楽しみです！ (2018年11月24日 13時) (レス) id: b0cf436bba (このIDを非表示/違反報告)
のこ - にゅいさん» ほんとそれ。 (2018年6月6日 1時) (レス) id: d930366955 (このIDを非表示/違反報告)
なっか(プロフ) - ∞みきりんご∞さん» お返事が遅くなってごめんなさい(＞＜)はい！フォロバさせていただきました、ありがとうございます！ (2018年2月26日 21時) (レス) id: c94037b149 (このIDを非表示/違反報告)
∞みきりんご∞(プロフ) - なっかさん、青鳥フォローしました！どさくさに紛れて、みたいな感じですが… りゅーかってやつです。 (2018年2月26日 19時) (レス) id: 4856ac329b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっか
| 作成日時：2017年12月19日 12時
