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『…キクさんと何話してたの？』
渋谷「…んー、Aのことよろしく言うてた。」
良い人やな、と彼は笑う。
私もそれに応えて微笑み返しながら、キャリーバッグに荷物を詰めていく。
キクさんと話してから、すばるくんは何処かうわの空で。
こうしてる今でも時々作業をする手を止めて 俯いてる。
渋谷「……なあ、」
『うん？』
渋谷「………、そろそろ行くか。」
『…うん。』
電車の時間は19時過ぎ。
そこから新幹線に乗り換えて、誰も私たちを知らない所へと行く。
すばるくんは私の分の荷物を奪うと、強く私の手を引いた。
外に出て 振り返り、何年も過ごした家の扉を 何も言わずに閉める。
シャッターを下ろして彼の手を取り歩き出した。
渋谷「…後悔、してへんか。」
『うん。』
渋谷「……、」
『…すばるくん？』
渋谷「……行こか。」
何かを言いたげに私を見つめてた目は前に動き
私たちは、駅へ向かった。
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渋谷「混んどるから俺の前来とけ。」
捜査の目をかいくぐる為、帰宅ラッシュの時間帯を狙い電車に乗り込んだ私たち。
溢れんばかりの人混みを見たすばるくんは小さく舌打ちをすると 私を引き寄せて扉に手をついた。
…守らなきゃ。
こんなにも優しいこの人を、世間から守らなきゃいけない。
『…すばるくん、』
渋谷「ん？」
『今度は、私が守るからね。』
_大丈夫だと思ってた。
彼さえ居てくれるなら、どうなっても良かった。
ずっと、一緒に居られると
そう思ってた。
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なっか(プロフ) - ぁぃ岡ちゃんさん» お返事遅くなってごめんなさいorz 村上くんは登場させた時からヤンデレ落ちにしようと心に決めてたので そう言って貰えて嬉しいです！多分この小説の中でマトモなのは横山くんだけです(笑) 新作の方もちまちまと更新するのでこれからもよろしくお願いします＼(^o^)／ (2018年11月29日 7時) (
レス) id: c94037b149 (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ岡ちゃん(プロフ) - 変なタイミングでコメント失礼します。実はこの作品3回以上は読むほど大好きで...！ ヨコもひなちゃんもいいキャラだし、何より殺人鬼とは思えないこのすばるくん！！！もう会えないとかとても悲しいですが、幸せな気持ちにもなって、、！新作の更新も楽しみです！ (2018年11月24日 13時) (レス) id: b0cf436bba (このIDを非表示/違反報告)
のこ - にゅいさん» ほんとそれ。 (2018年6月6日 1時) (レス) id: d930366955 (このIDを非表示/違反報告)
なっか(プロフ) - ∞みきりんご∞さん» お返事が遅くなってごめんなさい(＞＜)はい！フォロバさせていただきました、ありがとうございます！ (2018年2月26日 21時) (レス) id: c94037b149 (このIDを非表示/違反報告)
∞みきりんご∞(プロフ) - なっかさん、青鳥フォローしました！どさくさに紛れて、みたいな感じですが… りゅーかってやつです。 (2018年2月26日 19時) (レス) id: 4856ac329b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっか
| 作成日時：2017年12月19日 12時
