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落ち着いた音楽を耳に、助手席から流れてゆく景色を眺める。
相変わらず畑ばかりの田舎。
東京とは、随分と違う。
「…おもろないやろ、見たって」
『そ?わたし意外と好きだよ。』
「……お前、東京に染まったなぁ。」
「関西弁抜けとる」なんて 少し寂しそうに呟いたすば.るくん。
4年も居れば当たり前でしょうと返せば、口角を上げて彼が小さく笑った。
…笑い方も、変わらない。
「A迎え行ったりーって妙子がうるさいねん。」
『妙子さん相変わらずだねぇ…』
「で、好い人は居るんか聞けって。」
言ったと同時に数少ない曲がり道をカーブして車が揺れる。
心地良く流れていた音楽が、丁度サビに差し掛かった。
『好い人かぁ』
「……おらんの?」
『そんな余裕無かったから』
4年前、上京した時はとにかく必死で。
なんとか都会の大学生として馴染もうと 関西弁を外して、勉強して、誰にも迷惑かけないように自力で生活費を稼いで…。
今思えば、そんなに楽しくなかったな。
「…そうか、おらんのか。」
4年の大学生活に思い馳せている横で、すば.るくんが小さく呟いた。
心做しか少しばかり高くなった声が気になって彼の横顔を見ると、「着いたで」と普段通りに戻った声が響く。
車が止まったのは、田舎にはそぐわない小綺麗なガレージハウスだった。
「…誕生日会やるって、みんな待っとる。」
『……、』
「ヒナも、ヨコも、―――ヤスも。」
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なっか(プロフ) - ぁぃ岡ちゃんさん» 素敵なコメントありがとうございます(;▽;)サスペンス要素有りと見せかけて内容の薄〜い作品になってしまいましたがそう言ってもらえて嬉しいです…!嘘つきな貴方まで読んで頂いて土下座したい勢いです…(語彙力)また別の作品でもお会いできるように頑張ります! (2018年10月31日 18時) (レス) id: c94037b149 (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ岡ちゃん(プロフ) - 先ほど、嘘つきな貴方へを読み、本気で号泣して、鼻かみすぎて鼻血まで出しながら(爆笑)一気読みさせて頂きました。お気に入り作者に登録させて頂いたら同じ作者さんで感動してコメントしてます。2個にわたる長文ですみません。更新頑張ってください応援してます (2018年10月27日 20時) (レス) id: e74d3c3c77 (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ岡ちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します!今日この作品を初めて読ませていただきました、この前は夜中にピーターパンの話なんて怖くて読めない!って思ったのですが、今日は朝方から電気つけて布団かぶって本気でドキドキしながら読みました。最後の展開に心持っていかれまくりでした!! (2018年10月27日 20時) (レス) id: e74d3c3c77 (このIDを非表示/違反報告)
なっか(プロフ) - タルヒさん» 元々村上くんが2人を本物の兄妹だとバラす(?)シーンが書きたいが為に出来た過去一重くて短い小説ですが、そう言ってもらえて嬉しい限りです(><)雰囲気小説でしたが、最後まで読んで頂きありがとうございます! (2018年10月26日 4時) (レス) id: c94037b149 (このIDを非表示/違反報告)
なっか(プロフ) - 小恭さん» コメントありがとうございます!!安田くんは初挑戦だったんですけど、安田担の方にそう言ってもらえて嬉しいです…!次回作でもお会いできるよう頑張ります\(^o^)/ (2018年10月26日 3時) (レス) id: c94037b149 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なっか | 作成日時:2018年9月11日 3時