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私の声に被せられた、すば.るくんの声。
横を向いても、真っ直ぐ前を見たままの彼と目が合うことはなくて。
でも……す.ばるくんの――"兄"の耳は、赤く染まっていた。
『…なんで？さっきは欲しいって言うてたやん』
「や、欲しいけど…欲しいけどそういうとやなくて、っ誰でもええわけやないねん！」
バッと勢いよくこちらを見たすば.るくん。
そこで漸く、視線が交わった。
「…お前、ヤスに彼女出来たら嫌なんやろ」
『っそんなこと、無いよ…だって章ちゃんは…、』
「寂しいからやろ？」
『…え？』
思っていたことを見透かされた気がして 言葉を詰まらせると、次に聞こえたのはそんな言葉で。
思わず拍子抜けた声を出した。
「俺らん中から彼女出来たら、寂しいんやろ」
『……そ、う…かも』
「やっぱりな」
はんっ、と鼻で笑ったすば.るくんに 私はどこか安心して。
いつの間にかかいていた汗を拭おうとした所で、彼に手を握られていることを思い出した。
「…もし、」
『うん？』
「もしヤスだけやなくて、ヨコとヒナに彼女が出来ても、俺は居るから」
『…』
「俺に彼女出来たら、Aが1人になってまうやろ」
握られた手に力が篭る。
すば.るくんは、まだ赤い顔をしていた。
「俺だけは、Aの隣に居るから」
『…』
「…っ兄貴やしな俺！可愛い妹1人に出来へんし！」
何故か焦って手を離したすば.るくんが、真っ赤な顔のまま徐に立ち上がる。
少し先でゲームをしてた信ちゃんときみくんが ニヤニヤしながらこっちを見ていて。怒ったすば.るくんが2人を殴る。
――章ちゃんは、いつものように笑っていた。
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なっか(プロフ) - ぁぃ岡ちゃんさん» 素敵なコメントありがとうございます(；▽；)サスペンス要素有りと見せかけて内容の薄〜い作品になってしまいましたがそう言ってもらえて嬉しいです…！嘘つきな貴方まで読んで頂いて土下座したい勢いです…(語彙力)また別の作品でもお会いできるように頑張ります！ (2018年10月31日 18時) (
レス) id: c94037b149 (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ岡ちゃん(プロフ) - 先ほど、嘘つきな貴方へを読み、本気で号泣して、鼻かみすぎて鼻血まで出しながら（爆笑）一気読みさせて頂きました。お気に入り作者に登録させて頂いたら同じ作者さんで感動してコメントしてます。2個にわたる長文ですみません。更新頑張ってください応援してます (2018年10月27日 20時) (レス) id: e74d3c3c77 (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ岡ちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！今日この作品を初めて読ませていただきました、この前は夜中にピーターパンの話なんて怖くて読めない！って思ったのですが、今日は朝方から電気つけて布団かぶって本気でドキドキしながら読みました。最後の展開に心持っていかれまくりでした！！ (2018年10月27日 20時) (レス) id: e74d3c3c77 (このIDを非表示/違反報告)
なっか(プロフ) - タルヒさん» 元々村上くんが2人を本物の兄妹だとバラす(？)シーンが書きたいが為に出来た過去一重くて短い小説ですが、そう言ってもらえて嬉しい限りです(＞＜)雰囲気小説でしたが、最後まで読んで頂きありがとうございます！ (2018年10月26日 4時) (レス) id: c94037b149 (このIDを非表示/違反報告)
なっか(プロフ) - 小恭さん» コメントありがとうございます！！安田くんは初挑戦だったんですけど、安田担の方にそう言ってもらえて嬉しいです…！次回作でもお会いできるよう頑張ります＼(^o^)／ (2018年10月26日 3時) (レス) id: c94037b149 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっか
| 作成日時：2018年9月11日 3時
