歓迎会兼飲み会 ページ10
「Aが帰って来たのを祝ってかんぱーい！」
「「おー！」」
ジョッキがぶつかり合い、酒の泡が軽く飛ぶ貸し切りの居酒屋
Aを囲んで皆が久しく集まり、再会の歓迎会を改めて二日後の今日に定めたのだ。
「ココ最近皆忙しかったもんね。」
「そうだね。元気してた？」
「見りゃあ分かるだろ、この通りピンピンしているぜ」
「それより、Aは飲まないの？」
耳郎が対面に座っている彼女に聞く。
『う、うん。飲むよ』
手に持っているガラスのコップに入った黄金色に輝く発泡酒を見て、Aはごくりと唾を呑んだ。
(飲んだことがないなんて、こんな状況じゃあ言えないな)
「Aー、一杯付き合ってくれ」
頬が薄く紅潮している上鳴が彼女の肩に腕を回した。
『上鳴くん、お酒回り始めたみたいだね
はい、乾杯』
「うぃ〜」
カチャン、とジョッキ同士がぶつかりあい
観念したAは目を閉じて酒を口に含んだ。
喉を通り過ぎる辛くて苦い感覚に不慣れなのか、彼女は眉を顰める
「上鳴ずるいー！アタシとも一杯飲もうよ」
ほら、近すぎるよ、と芦戸は二人の間に割り込み
彼を横へと追いやった
『いいよ。』
「やった！ねえ、そっちは何か好きなお酒はある？」
目を輝かせながらAに聞く芦戸
しかし実際自身で飲んだことのない彼女にはこれと言える好みの味はあまりわからないものだった。
『うーん、三奈ちゃんのおすすめは？』
「私はやっぱりシャンパンかな。
今アタシが持っているのがそうだよ！飲んでみて、すっごく美味しいから」
はい、と差し出されたグラスを受け取り
Aは躊躇することなくそれを一口飲んでみた。
『こんな味するんだね、』
(甘いけど、なんか熱くなってきた。)
『いいね、これは』
「でっしょー？」
嬉しそうに芦戸は残りのグラスを飲み干してAの右側に座った。
「おい爆豪、お前はいいのかよ」
「何がだ」
Aの左上に座っている切島は爆豪に何かを話しかけている
「Aのところに行かないのか？」
「今はまだいい。」
何がいいのか切島は理解出来ていなかった。
彼は爆豪がAに気があることは薄々と勘付いていた
友の為に何かの機会を作ってあげようとでも考えていたが、生憎その本人はそっけなく話をそらして相手にしてくれない事を少々歯がゆいと思っている様子であった。
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婪(プロフ) - けんまおし1016さん» すみませんでした！その頃の爆豪くんなら悔しがるのだろうなと私が思ったので、夢主ちゃんがあまりにも平然としたことからちょっと意外！みたいな(汗)違和感ありありでごめんなさい.... (2022年8月18日 20時) (
レス) id: 536d826941 (このIDを非表示/違反報告)
けんまおし1016(プロフ) - 一人の生徒＿＿相澤sideの話しで、相澤先生が「悔しがらないのは意想外だな。」のところって予想外じゃないんですか？または、意外なのではないんですか？間違っていたらすみません、更新頑張ってください！ (2022年8月18日 20時) (レス) @page21 id: 92260459e9 (このIDを非表示/違反報告)
婪(プロフ) - あさん» 初コメ頂きました！本当にありがとうございます。頑張っていきますねっ！ (2022年8月18日 12時) (レス) id: 340d5b6869 (このIDを非表示/違反報告)
あ - めっちゃ好きです！いつも更新楽しみにしてます!!これからも応援してますm(*_ _)m (2022年8月17日 13時) (レス) @page19 id: de3275afb2 (このIDを非表示/違反報告)
婪(プロフ) - オリフラ消した筈が立っていたということが申し訳ない… (2022年7月8日 16時) (レス) id: 536d826941 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：婪 | 作成日時：2022年7月8日 16時
