緑谷、OUT！ ページ8
『うん、もうしない。』
大人しく指切りをするAに、緑谷は嬉しく思った。
(彼女が裏切らないのは、雄英高校の時から知っているから大丈夫みたいだ。)
「ごめんね、話を中断してしまって。それで、どうなったのかな？」
『怪我が回復してから、私は酒場で働き始めたんだ。
一応、人気のあるバーテンダーだったんだよ？』
「バーテンダーかぁ＿＿＿、え？」
情報処理がうまく出来なかったのか、彼は己の耳を疑った。
何せあのAが、酒場で働くのを想像したこともなかったのだからである。
『出久くん。
私、こっそりと色んな情報を収集していたんだ
ヴィランが動き出す前に捕まえるという仕事をしながらね。』
「つまりバーテンダーって言う仕事を借りて、本当はヒーロー活動を続けていたってことだね」
道理でその時分は彼が思った以上にヴィランを仕留め易かったわけだ。
すぐに指令の出されたところに到着すると、敵はほぼ行動不能な状態になっていた
おかしい、何か不自然と考えながらも先に捕獲して警察に引き渡し、彼は次の任務に向かう毎日だった。
「.....ということは、あの時のヴィランたちは先にAちゃんと戦っていたの？」
『ううん、戦ったというよりかは...私、奇襲するの上手だって言ったことあるの、覚えているかな。たまにだけだけど、ちょっと汚い手を使う時がある。』
(汚い、手段？)
奇襲も随分といけ好かない方法だが、Aにとっては正当なことだ
決して悪事に働いている訳ではないのだがら。
『酒を作ったり、客を気分よくさせると大きい確率でいい情報が入ってくるんだ。』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
緑谷 side
少し頬を赤らめて話すAちゃん。
やっぱり、酒場では色々大変なんだね
「お客さんの話を聞いたり、話相手になるのは良い作戦だね。」
『それもあるけど、違う。』
恥ずかしそうに目をそらし、彼女はそっぽ向いた
「じゃあどうやって、なの」
『...汚い、手だよ。知りたい？』
知りたい。
けど、
「Aちゃん、言いたくなかったら言わなくて『こういうことだよ』
右腕を柔らかな胸元に寄せられ、彼女の温かな吐息が耳元をくすぐる。
「....っ」
心拍が加速し続けて、僕の顔がいまどれほど熱いのかわからない
伸ばされた綺麗な手は、そのまま胸元に置かれたまま
動けない。
こんなことされちゃ、僕の身がもたないよ
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婪(プロフ) - けんまおし1016さん» すみませんでした！その頃の爆豪くんなら悔しがるのだろうなと私が思ったので、夢主ちゃんがあまりにも平然としたことからちょっと意外！みたいな(汗)違和感ありありでごめんなさい.... (2022年8月18日 20時) (
レス) id: 536d826941 (このIDを非表示/違反報告)
けんまおし1016(プロフ) - 一人の生徒＿＿相澤sideの話しで、相澤先生が「悔しがらないのは意想外だな。」のところって予想外じゃないんですか？または、意外なのではないんですか？間違っていたらすみません、更新頑張ってください！ (2022年8月18日 20時) (レス) @page21 id: 92260459e9 (このIDを非表示/違反報告)
婪(プロフ) - あさん» 初コメ頂きました！本当にありがとうございます。頑張っていきますねっ！ (2022年8月18日 12時) (レス) id: 340d5b6869 (このIDを非表示/違反報告)
あ - めっちゃ好きです！いつも更新楽しみにしてます!!これからも応援してますm(*_ _)m (2022年8月17日 13時) (レス) @page19 id: de3275afb2 (このIDを非表示/違反報告)
婪(プロフ) - オリフラ消した筈が立っていたということが申し訳ない… (2022年7月8日 16時) (レス) id: 536d826941 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：婪 | 作成日時：2022年7月8日 16時
