説教回避 ページ5
エンデヴァー事務所
Aは顔を隠すためにマスクをし、バーニンの後ろについて炎司のワークルームまで向かう
「おかえり、ってとこだな。
彼がどんな顔をするのか楽しみだ」
ハハッとギザ歯を出して笑うバーニンに、
Aは不安だった
サイドキックとして働いているが長い間訪れなかったオフィス
そしてアポなしで彼の元へ行くという事に少し罪悪感が湧いた
『ありがとうございます.....』
「礼なんていいさ、元気だせ。
ついでにそのマスクも外したらどうだ？」
活気つけるように、上路は背中をバシンと叩きその力でAは一歩前に出る
ドアが開けられ、
「さあ入りな」
と彼女に中へ入れられた。
背後で静かに閉まるドア。
そして机で資料を確認している炎司が頭を上げ
怪訝そうな顔でAをみつめる
『お久しぶりですエンデヴァー』
作り笑いで顔がどれだけ不自然か、A本人も十分分かっている。
「ベラドンナか。」
『はい。』
そこで会話は止まり、暫くの沈黙が続く。
Aは緊張で汗ばんだ手で服の裾を握りしめた
『ご迷惑おかけしました。大変申し訳なく思っています。
自分から言いだしておいて、勝手な真似をして....っ』
深く頭をさげて許しを待つが、炎司は彼女を責めなかった。
「いつでもここへ帰れるように準備していた。
今までの任務もよく出来ている。お前も暫くは羽を休ませたほうがいいだろう。」
少しだけではあるが、炎司の声は穏やかだった。
「焦凍は喜んでいたか。」
『....はい。たくさん話しかけてくれますし、夜ご飯も先程誘ってくれました』
「そうか。」
なにかまだ言いたげだった炎司だったが、
今はまだ勤務期間だったが為に彼は言葉を呑み込んだ。
(お前は、焦凍に気があるのか聞きたかったが
それは又別の日にするとしよう。)
「二週間休暇を与える。好きなところに行って来い」
ただし、途中でヴィランが出たときはヒーローとして対処する事だ
そう短く告げると、彼はAを部屋の外へと送り出した。
＿＿＿＿＿＿＿＿
You side
『怖かった....』
険しい雰囲気をだしていたからてっきり炎で焼かれるかと思った。
でも、そうじゃなくって良かった。
自分のデスクへ戻る途中で、誰かに右肩をトントンと叩かれる
「Aちゃん」
振り返ると、腕に缶コーヒーを二本抱えている出久くんだった。
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婪(プロフ) - けんまおし1016さん» すみませんでした！その頃の爆豪くんなら悔しがるのだろうなと私が思ったので、夢主ちゃんがあまりにも平然としたことからちょっと意外！みたいな(汗)違和感ありありでごめんなさい.... (2022年8月18日 20時) (
レス) id: 536d826941 (このIDを非表示/違反報告)
けんまおし1016(プロフ) - 一人の生徒＿＿相澤sideの話しで、相澤先生が「悔しがらないのは意想外だな。」のところって予想外じゃないんですか？または、意外なのではないんですか？間違っていたらすみません、更新頑張ってください！ (2022年8月18日 20時) (レス) @page21 id: 92260459e9 (このIDを非表示/違反報告)
婪(プロフ) - あさん» 初コメ頂きました！本当にありがとうございます。頑張っていきますねっ！ (2022年8月18日 12時) (レス) id: 340d5b6869 (このIDを非表示/違反報告)
あ - めっちゃ好きです！いつも更新楽しみにしてます!!これからも応援してますm(*_ _)m (2022年8月17日 13時) (レス) @page19 id: de3275afb2 (このIDを非表示/違反報告)
婪(プロフ) - オリフラ消した筈が立っていたということが申し訳ない… (2022年7月8日 16時) (レス) id: 536d826941 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：婪 | 作成日時：2022年7月8日 16時
