せんせい ページ20
You side
高校の中へ足を運んだ瞬間に、あの懐かしい感覚が戻って来たみたい
まだ静かな高校は授業中だったのかもしれない。まだ平日なのだから
１年A組の教室を通り過ぎると、目の前に浮かぶ次々の風景
初めて入っていった時の緊張感、
誰も知らなかったからどうやって彼たちと仲良くなれるのか知らなかったな。
私にはじめて声を掛けてきたのは透ちゃんだった。
一人ぼっちで食堂に行こうとしたら、肩をぽんって叩かれて振り返ったら空中に制服しか浮いていなくてびっくりしたな。
“はじめまして！お名前聞いていいかなっ。”
“は、はじめまして
私はAです。あなたは....？”
そこから彼女のおかげで女子友達の輪が広がっていったっけ。
ドアの隙間からちょっと見ると
教室の中には新しい高１が中で勉強中だった。
彼らも自分の夢に向けて努力している
『頑張って、ね』
小さな声でエールを送った。
誰の耳にも届いていないと思うけど
それより相澤先生はいまどこにいるのかな。
職員室のドアを開けようとするとその中から勢いよく出て来た人とぶつかった
「アウッ」
『！』
ゴチンと硬いものに当たったと思ったらヘッドフォンで、その特徴のある声は
『マイク先生？』
「....A?!」
ヒリヒリする鼻に手をあてて、
その人を見上げるとマイク先生だった。
彼の逆三角形の目はグラスの下でぎょっと見開いていて
こりゃびっくりしているな
『先生、久しぶりですっ』
それでも最初に会った先生がマイク先生だったのも嬉しくて、私はそのまま彼に飛びついた。
「ウェルカムバック俺たちの女子リスナー！」
彼も状況を把握したらしくて、素早く私に腕を回してくれた
長い時間帰って来ていなかったから、もう何もかも懐かしすぎて仕方がない。
『会いたかったです。』
「俺もだぜ。まったく、これからは心配させるなよ」
お互い向き合ったあとに彼は、目の縁が少し赤くなっていた。
まあ、私も同じく赤くなっているのだと思う
職員室のドアから騒音が聞こえてくる
「マイク、どうした。」
「イレイザー、お前の愛弟子が帰って来たぜ。」
落ち着きのある聞き慣れたあの低い声
『えっ』
マイク先生の横からビュンと白い布切れが飛んできたかと思うと、私の身体はそれに縛られ
「.....遅すぎる」
引き寄せられた後に気づけば私は先生の胸に顔を埋めていた。
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婪(プロフ) - けんまおし1016さん» すみませんでした！その頃の爆豪くんなら悔しがるのだろうなと私が思ったので、夢主ちゃんがあまりにも平然としたことからちょっと意外！みたいな(汗)違和感ありありでごめんなさい.... (2022年8月18日 20時) (
レス) id: 536d826941 (このIDを非表示/違反報告)
けんまおし1016(プロフ) - 一人の生徒＿＿相澤sideの話しで、相澤先生が「悔しがらないのは意想外だな。」のところって予想外じゃないんですか？または、意外なのではないんですか？間違っていたらすみません、更新頑張ってください！ (2022年8月18日 20時) (レス) @page21 id: 92260459e9 (このIDを非表示/違反報告)
婪(プロフ) - あさん» 初コメ頂きました！本当にありがとうございます。頑張っていきますねっ！ (2022年8月18日 12時) (レス) id: 340d5b6869 (このIDを非表示/違反報告)
あ - めっちゃ好きです！いつも更新楽しみにしてます!!これからも応援してますm(*_ _)m (2022年8月17日 13時) (レス) @page19 id: de3275afb2 (このIDを非表示/違反報告)
婪(プロフ) - オリフラ消した筈が立っていたということが申し訳ない… (2022年7月8日 16時) (レス) id: 536d826941 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：婪 | 作成日時：2022年7月8日 16時
