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出水公平視点
「…………………」
「教えてください！！」
「教えてください！」
「お願いします！」
出水、米屋、緑川の三人は、本部長の忍田さんの部屋で頭を下げていた。その相手は、忍田さん。
「………はぁ。お前たち……」
忍田さんが頭を抱える。
「いや、分かってます！でも、あいつが心配で！お願いします！どこにいるか教えてください！」
「俺からも！お願いします！」
「俺も！お願いします！」
そうやって頭を下げる事１０分。
ついに折れた忍田さん。
「はぁ、分かった。」
「え！本当ですか！？」
「ああ。だが、一つ約束してくれ。」
「はい！分かりました。」
出水がそう言うと、忍田さんは
「場所を知っても、許可が出るまで会いに行くなよ。」
「ぐ…………はい。」
「嫌そうだな。」
「……嫌ですけど………まぁ、仕方ないなと。」
「そうか、で、尊くんの居場所だったか。」
「はい。」
「尊くんは、本部にいる。」
「「「……………………はあ！？！？」」」
約束した後、忍田さんから出て来た言葉に三人は驚く。
いや、そりゃそうでしょ。どっか、まだ家かと思ってたんだぜ！
呆然とする三人。忍田さんは言う。
「今日の朝久しぶりに来てな。今は訓練室にいる。」
「え！？じゃ、じゃあ、尊はもう大丈夫なんですか！？」
四日前はあんな熱かったから、もう体調が万全なのかとは思えない。
「…………いや。それが分からなくてな。」
「え？」
「いやいや。体調良くしてないと、秀次みたいになりますよ。」
米屋が言う。米屋の隊長の三輪は、たまに体調が悪くてもトリオン体で過ごす事があり、急に倒れる事がある。それで、米屋は体調が悪くてもトリオン体で過ごすのは危険だと分かっているんだ。
「そうなんだが………」
ため息をつく忍田さん。忍田さんも分かっているが、この前のことが負い目であまり強く言えないようだ。
そんな時、米屋がある事を言った。
「じゃあさ。俺が行けばいいじゃないですか。」
「「「は？」」」
「いやいや、何言ってんの。槍バカ。」
「そうだよ、よねやん先輩。さっき行かないって約束したじゃん。」
「ええ〜。許可取れればいいんじゃね？」
そういえば、約束の内容は許可無しに、だった。つまり、許可が取れたら問題無いという事だ。
「弾バカは駄目でも俺達なら問題無いっしょ。一度会ってるし。これならどうですか？忍田さん。」
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そらちゃんです！！(プロフ) - 超面白いです！頑張ってください！ (2020年6月18日 23時) (
レス) id: c4f3cb5b0b (このIDを非表示/違反報告)
菫 - はじめましてとっても面白くて一気にんじゃ読いました応援しているので頑張ってください (2020年6月15日 15時) (レス) id: 00e4ce56a8 (このIDを非表示/違反報告)
露亞(プロフ) - え、唯我？と思ったんですけど、面白いです！更新頑張ってください！！！ (2020年5月14日 10時) (レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 教えてくださりありがとうございます！！頑張りますね！ (2020年5月11日 10時) (レス) id: 5ccde09ab1 (このIDを非表示/違反報告)
迅さんファン - 11話のトレイン体ではなく、トリオン体の間違いでは？この作品面白くて一気読みしました！更新頑張ってください！ (2020年5月11日 9時) (レス) id: e76fa4663c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき | 作成日時：2020年5月8日 18時
