side omi 会いたい ページ11
side omi
真っ白なベッドに横たわって、何もしないでいる俺。
トレーニング中に倒れて、診断を受けたらこのザマ。
ガンだってよ。
笑える。
…宣告の前のあの言葉。
《大切な人は、いますか？》
大切な人。
いるのはいる。
何年も前から想い続けている。
でも向こうはきっと忘れてるよね。
消せないでいるAのLINE。
もう携帯変わってるよね。
でも引き継いでるかも？
引き継いでたにしても、俺なんかブロックしてるよね。
それでも勝手に動く俺の指。
合わせる顔なんかない。
だって俺は、酷いことを言った。
自分勝手なこと。
それでも忘れられない、大切な人。
こらえきれずに、送ってしまった。
＜たすけて＞
それだけの、たった四文字。
それから三日間待った。
でも返事が来ることは無かった。
既読すらつかなかった。
やっぱり携帯変えたのかな。
それとも無視してる？
大嫌いな俺のこと。
A、Aの方はもう冬休み明けた？
俺は前まで冬休みなんてなかったのに、今じゃ毎日冬休みみたいなもんだよ。
A…会いてぇよ。
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lightning(プロフ) - ☆凛☆さん» 初めまして！ありがとうございます！こんな作品を楽しみにしてくれる方がいてくださって本当に嬉しいです！ (2017年4月13日 15時) (
レス) id: 75a13d2172 (このIDを非表示/違反報告)
☆凛☆(プロフ) - 初めまして。更新楽しみに待ってます(*^^*) (2017年4月13日 9時) (レス) id: f8f8acef62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凜芽 | 作成日時：2017年4月1日 21時
