091 ゲレンデ ページ43
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｢みんな久しぶり、改めて今年もよろしくね！｣
冬休みが始まってから珍しく一度も会っていなかったスンチョル。
元気だったか尋ねると1回牡蠣を食べすぎてアタったらしい。流石……
ジスがLAから帰ってきたため、皆で集まろうという話になり
せっかくの冬だしウィンタースポーツで、といった
ジョンハンの提案には満場一致で賛成だった。
念には念、と十分すぎるほどの防寒具を持って私は家を出た。
……今日から1泊2日のゲレンデプチ旅行が始まる。
…
｢立てない、やだ、怖い｣
｢大丈夫だって、まず立たなきゃ意味ないよ｣
｢だって立ったら滑るじゃん｣
｢そういうスポーツだから｣
……ジョンハン指導の元、スノーボードに挑戦中。
こんな高い山を滑り落ちるなんて怖すぎる。
(一応)経験者らしい皆はジョンハンを中心に華麗な滑りを魅せる。
ちなみに(一応)経験者のスンチョルは
立っては転んで、を繰り返しているだけで一向に進んでる気がしない。
｢スンチョルカメラ回してないからボケなくていいよ｣
スンチョルが転ぶ度に爆笑していると
お前はまず立てよ〜と図星を刺される。しかも先輩ヅラしながら。
ジスが楽しそうに滑っている空間だけ
王宮のダンスホールに見えてくる。エレガントだ。
怖い怖いと嘆いて動こうとしない私に
本格的にジョンハンの指導スイッチが入る。
｢はい、立って、無理でも。
……早く立て。｣
普段から柔らかい声色の彼が、
一瞬で冷ややかな低い声に変わる。
(これはガチなやつだ……)
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malolo(プロフ) - 優さん» あたたかいコメントありがとうございます🔅優さんのお気持ちをモチベーションに書き進めたいと思います！続編を出しますので今後ともよろしくお願いします🙇 (2021年12月24日 18時) (
レス) id: 17a6b72bbe (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 毎日続きを楽しみにしています……！！最高です！ (2021年12月23日 23時) (レス) id: 12d6a4162a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：malolo | 作成日時：2021年12月18日 17時
