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「 2人ともいっっっさいヒョンに近づかないじゃん！喧嘩したのかと思ったけど、話す時は笑顔だし、めっっっちゃ嬉しそうなの隠せてないし、え、なんなの？ 」
僕は黙ってカルビチゲを口に入れる。
「 言わないとそこに大量のプルダックソースいれますけど 」
「 なんで持ってんの！！！ 」
「 ヒョンやっぱ選べないの？二股最低男になるから2人を避けてるの？ 」
「 ……これ以上2人と一緒にいたら僕が可笑しくなりそうだったから一緒にいるのをやめさせた。そしたら、僕が辛くなった。どうしたらいいと思う？ 」
「 てか2人はヒョンのこと好きな前提なの？ 」
「 ……分からないけど、僕はこれ以上2人を好きになるのが怖い 」
「 友情を壊すのが怖いんだ？ 」
「 …うん、 」
フィヨンはグラスに入っていた水を飲み干し、真剣な目でこちらを見た。
「 な、なに 」
「 …壊そう 」
「 は？ 」
「 友情なんかクソ喰らえだよ、ヒョン。恋愛は当たって砕けろ。1度ドキッてしちゃったら、もう後戻りなんて出来ないよ。…まあそれは僕もなんだけどね、」
「 僕も？ 」
スプーンを口に運びながら、携帯の画面をバーンッと見せてきた。
そこに写っているのはテヤン、、、
「 おま、」
「 ヒョンと違って二股最低男にはならないから〜 」
「 どこが好きなの？ 」
「 ヒョンのその言い方だと(いいところないのに)がつくんだよ。ちなみに好きなところはさり気ない気遣いとか、普通に男としてかっこいいんだよ、ね 」
「 ヨンギュニからその言葉が出るのめっちゃ面白い 」
「 いいじゃん！！！僕だって恋したい 」
「 テヤンは確かに、優しいよな 」
「 絶対誰にも言っちゃダメだからね 」
うんごめん、
君の後ろにいるんだわ本人が。
「 わかった、ぜってーー言わない 」
ニコニコ笑顔で指切りげんまんした。
カカオトークで早く告白してやれ、とテヤンに送ったら
『 二股最低男に言われたくない 』
と言われてしまった。おい、変なあだ名つけんな。
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食堂から出て、ボーっとしながら歩いていたら何故か後ろからハグされた。
「 サンヒョガ〜 」
スキンシップ大好きおじさんが現れた。※ヨンビン
人の愛に飢えてた僕は、何故か振り返ってギューッと抱き締めしまった。
「 え、どうした、ちょ、強い強い強い 」
「 弱い 」
「 痛いねえサンヒョガぁぁあ 」
ヨンビンをプレスしてしまった。
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作者名：凪緩 | 作成日時：2022年8月21日 8時
