お願い! ページ28
私の姿がバレてもいいから、もう会えなくてもいいから、お願い!秀吉様だけは助けさせて!!
私は気がつけば刀を抜いて走っていた。
そして
『っ!』
織田信長と秀吉様の間に立ち織田信長の刀を受け止めた。
「「「「!?」」」」
私がいきなり現れた事に全員が驚いた。
『何があっても、秀吉様は殺させない!!!』
そう叫ぶ私の目はしっかりと織田信長を睨み、目からは一筋の涙が流れていた。
秀吉「……A…?なの?…どうしてここに?それに姿変わって…」
信長「ほう、猿の発言からしてお前がAか。確かに血の臭いがするな」
いきなり私が出てきて、驚く秀吉様と、私の事が分かった織田信長は私の血の匂いを嗅いでいた。
そして
『はぁぁ!』
刀ぶつけ合う。
『秀吉様は逃げてください!』
織田信長の刀の受け止めながらそう強く言うけど
秀吉「そんなの…嫌だ!」
そう言って立ち上がろうとする。
―傷だらけなのに―
やっぱり聞かないよね
『だったら離れてて下さい。』
そう言って、また視線を織田信長に戻し刀を振るう
『はぁ!』
信長「なかなかやるな」
やっぱり織田信長は強い。押さえるのが限界だ。せめて豊臣軍の人が来るまで…
秀吉様どうか生きてて
秀吉様を見てそんな事を考えていると、
信長「よそ見をするな!」
『なっ!?…ぐはぁ!』
腹部に刀が刺さる。
これまでに何度か味わってきた強い痛み。けれどよく切れる刀のせいか痛みがいつもの倍襲ってくる。
『……っ』
口からは血が出て、服に血が染み込む。
それでも私は刀を振るった。 時間を稼ぐために。
『はぁ!』
信長「っ!」
私が刀を大きく振るうと織田信長にも浅いけど傷が入った。
お願い!これまで練習しただけの力を全て出し切って秀吉様を守りたい!
そう強く願って刀を振るう。
でも、その時は1番見せたくない姿。
南中の時までもう時間が無いのには気がついていなかった。
169人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜桜 - 毎日のようにこの小説を見にきています^_^水輝さんの小説は全部好きですよ(^ω^) (2018年10月28日 7時) (レス) id: 5d10c2b758 (このIDを非表示/違反報告)
水輝(プロフ) - あかりさん» こんな小説を見てくださってありがとうございます。自分でも秀吉の独占欲の強さにびっくりしています。これからも頑張るので応援お願いします。 (2017年10月30日 18時) (レス) id: 0cb07f1fa2 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - もう、ストーリーがたのしくてニヤニヤしちゃう笑 これからが楽しみです!小説書くのうますぎます! (2017年10月30日 18時) (レス) id: b1e96ee601 (このIDを非表示/違反報告)
水輝(プロフ) - ○さん» すみません。気おつけます。 (2017年10月29日 12時) (レス) id: 0cb07f1fa2 (このIDを非表示/違反報告)
○ - 誤字が多くて読みづらいです…でも話は面白いので読んでて楽しいです。 (2017年10月29日 4時) (レス) id: e9c7c0f0e4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:水輝 | 作成日時:2017年10月1日 19時