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とりあえずお店についてパフェを頼んだけど、待ってる間もなんかこう会話が上手く続かなくてどもりまくりだった。
頼んだ新作のパフェの味はよくわからないで食べ終わってしまい、周りもだんだん人が減ってきてガヤガヤした空気が落ち着いた雰囲気のお店な感じ(？)になっていったけど、私たちの空気は関係なく静かだった。
しかしそんな静かな空気を破ったのは二口だった
「あー、あの、あのさ」
「はい」
「…ああいうの」
「…うん」
「あのー、なんつーか…」
「ふっ、うん」
「なんで笑ったし」
ちょっとどもってる二口が面白くて少し笑ってしまった。いやだってこんな二口レアだよレア
「今日だけで二口のこともっと知れたな、と思うと嬉しくてつい」
「おまえそういうとこ！ホンットに！」
「えっなにが」
「無自覚なのがまたクソ腹立つぶっ潰す」
「ヒエ〜」
一体何に怒ってるのか分からないけど通常に戻ってきた。これだよこれ、この空気待ってたよ！
二口もこの空気が戻ってきたのが嬉しいのか、少し笑ってる気がした
「で、さっきの続きは？」
「あー、やっぱいいわ」
「ハァ？気になるから言えよ」
「またあの空気に戻れってか？俺は耐えらんねえけど？」
「私も無理…とりあえずなんかごめんね？」
「一番腹立つ謝り方！！まあ許すけど！！俺心広いし！！」
「イェーイとりま帰ろ」
「自由人かよ腹立つ」
ごちそうさまでした〜っと席を立ち、先に出口に行って二口を待とうと移動する時に「A、ちょっと」と振り向けば「クリームついてる」なんて言って口元を指で拭われ、そのまま舐め…舐め…？
「はァ！？ちょ、ふたく」
「店ん中では静かにな」と頬を思いきり片手で挟まれた
そして耳元でこう言った
「仕返し」
なーんてな
そう言って二口はそのままレジに向かい何食わぬ顔でお会計をしていた。
私はと言うと放心状態プラス動悸がおさまらないし顔は熱いしでパンクしていた
あと周りに人がいなくてよかった…
会計を済ませた二口は私を見て大爆笑してたのでとりあえず蹴飛ばした
こうして私と二口の半日お出掛けは終わった
ただ変わったことは、私から二口に対する関係が今までより少し意識が強くなる…気がした？
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作者名：さくらねこ丸 | 作成日時：2019年2月15日 19時
