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23話 ページ25

そこには、ぐちゃぐちゃだけど、どこか裕翔の癖がある字で、こう書いてあった。









“くだを、はずして”









涼介「嫌だ……嫌だぁぁ!!」









絶対、嫌だ。









これを外せば、裕翔は死んでしまう。









ならなぜ、わざわざまだある命を、自ら捨てるのだろう。









宏太「山田! どうした!?」









涼介「嫌だ……嫌だ……!」









薮ちゃんが来て、







知念が来て、






大ちゃんが来て、








みんながそろって。









先生を呼んで……相談した。









医者「…………管を、外しましょう」









涼介「なんでですか!?先生!裕翔を殺せって言うんですか!?」









侑李「涼介、落ち着いて!」









そう言ってる知念だって、泣きじゃくって、落ち着いてなんて無いくせに。









医者「違います。ただ……中島さんがそれを望んでいるんです。管を……はずしてあげませんか……?」









その一言に、俯くメンバー。









そんな中、一人だけ冷静な声をあげた。









宏太「……管を、はずしてあげてください」









涼介「薮ちゃん!何言ってんだよ!そしたら、裕翔は」









宏太「分かってるよそんなこと!!」









裕翔が病気になってから、はじめて薮ちゃんが大きな声を出した。









宏太「俺だって、焦ってんだよ……どうしたらいいのか、ホントはわかんねーんだよ……でも、裕翔が、自分で望んだんだ。なら……最後くらい、ワガママ聞いてやらないとだろ……?」









そう言って、無理やり薮ちゃんは笑い、俺のことを押さえつけた。それを他のメンバーも手伝う。









涼介「やめろよ!離せよ!」









薮「先生……お願いします」









医者「……はい」









俺は全力で抵抗した。








涼介「やめろ!やめろっ!!」









2日後、メンバーに見守られる中、裕翔は無機質な機械音とともに、この世を去った。









25歳になる、1ヶ月ほど前だった。

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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 中島裕翔 , 山田涼介   
作品ジャンル:泣ける話
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とびじゃす#(プロフ) - アカン、泣いた。 (2018年7月13日 21時) (レス) id: 5ace3a3496 (このIDを非表示/違反報告)
みなゆか(プロフ) - どーもどーも!がんばってますなぁ!更新がんばっ (2018年5月19日 20時) (レス) id: b1168274cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:侑☆彡 | 作者ホームページ:http://yuci.  
作成日時:2018年5月15日 17時

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