太宰さん！太宰さん！

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貴『…………えーっと』

皆さん、大変居心地が悪いです。
太宰さんが無言でこっちを見てます。

貴『太宰さん？どうしt太宰｢Aちゃんのその格好は…【看護師】かい？」

貴『あ、そうです！ナースです！』

太宰「なぜ、その格好を？」

貴『う゛…。言わなきゃダメですか？』

太宰「与謝野先生があんな風に言っていたからねぇ、またAちゃんをいじめる材料が入手出来ると思って！！」

貴『にこにこ笑顔で言わないでください。』

太宰「それで？どうしてだい？」

どうやら逃げ道はないようです。
A、覚悟決めます。


貴『…………太宰さんの包帯を巻いて差し上げたかったからですっ！！』

太宰「………………へ？」


あ、あれ？ 太宰さん固まっちゃったよ？！
やっぱりまずかったかな…。

太宰「すまない、Aちゃんがあまりにも、おかしな事を言うものだから…。」

貴『あ！いや！あの！別に変な意味じゃないんです！』

貴『太宰さんの包帯ってどうやって巻かれてるのかな？とか、毎日巻くんだったら大変だろうから、巻いて差し上げたいなとか、あわよくば自〇や任務でできた傷の手当てしたいなとかそんなこと思ってませんから！！』

太宰「…………。Aちゃん目が泳いでるよ…。」

貴『はっ！しまった！！』

太宰「はぁー…。看護師の仮装をした理由がそれとは…。呆れたものだ。やはり君のことは理解できない。」

貴『なっ！！』

やってしまったァァァ！！
太宰さんがさらに塩対応になってしまいそうです(泣)

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