太宰さん！太宰さん！

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敦side

チリリンとドアベルが鳴った。

太宰「あー今日も死 ねなかった」

入店してきたのは、いつもの調子で物騒なことを言っている太宰さん。

Aさんすごい…！

どうやらまた仕事をサボって自 殺をしてきたようだった。

太宰さんが僕達に気づいて近寄ってきた。


太宰「おや？敦くんに鏡花ちゃん、二人で休憩かい？」

敦「はい、Aさんに誘われて…」

太宰「Aちゃん？」

貴『太宰さん！会いたかったです！！』

Aさんが勢いよく立ち上がった。

太宰「…君、Aちゃんなのかい？」

太宰さんは疑うような顔をして彼女をじろじろ見ていた。

貴『はい、そうですよ？』

太宰「あぁ、本当だ。いや、あまりにも顔が酷くて誰かわからなかったよ。」

その言葉が冗談なのか、本当なのかは僕にはわからなかった。

貴『顔、ですか？』

太宰「全く君は、よくそんな顔で人前に出られるねぇ。休憩してる二人が可哀想だ。余計に疲れてしまうよ。」

貴『すみません、太宰さん…。でも顔は、残念ながらそう簡単に修正できないので目をつぶってください！！』

「私が心 中に誘われないのはそれが原因なのか…そうか。まぁ、自分が美人ではないのは重々理解してるけど…うん。」

なんてﾌﾞﾂﾌﾞﾂ言っているAさん。
え、そういうことなの？

鏡花「もな…違う。｣

太宰「はぁ…全く何を勘違いしているのか…。」

貴『え？』

太宰「"くま"だよ。君、寝てないだろう。」

矢っ張そうだよね？！

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敦くんと鏡花ちゃんと絡ませたかった…。
キュンも何も無いコメディみたいになってしまいました笑

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