人魚の呪い ページ7
花子side
あの鱗は飲まない方がいいのに…どうしてヤシロはちゃんと話を聞かないかな…
『シロもそう思うよね?』
ニャーン!
にしてもシロって名前で反応するからやっぱりAが近くにいたのかな……
ヤシロもAも探さないと…
………おっ!ヤシロ!!
『みーつけた』
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寧々side
これは水…?
花子「危ない危ないあとちょっとで干からびるところだったよ」
息が出来る…花子さん?
花子「ヤシロのために色々用意したんだぜー気に入って貰えるとうれしーな」
これなに…?私どうなっちゃったの?
花子「じゃじゃーん!」
ええーーー!!?
『なんで魚類!?』
花子「喜んでる喜んでる」『違う!』
花子「言っただろ代償が伴うってヤシロは人魚の呪いを受けたんだよ」
『それで私魚に?』
花子「魚は人魚の眷属だからね
もし誰かに飲ませていたら呪いは二人に分散されて薄まるからカンペキにお魚にはならなかっただろーね
多少魚っぽくはなるけど」
うっ…
花子「人魚の鱗は口にした者に呪いを授けるだけのものただ同じ呪いを受けた者同士は特別な縁で縛られるから縁結びだなんていわれてる
使わなかったんだね なんで?」
『私は先輩のこと好きでもなんでもないただ利用しようとしてるだけだって気付いたから
花子さんの言った通り両想いになれるなら誰でも良かったの
それが私のほんとの願いだったんだね…最低…』【さてもさても】
【ヒトとはまっこと愚かな生き物よ しかし喜べ小娘】
『な 何!?』
【今よりお前は妾のしもべ精々可愛がってやろう】ドプンッ
花子「来たね 人魚」【ククク】
『ヒィーッッ人面魚!!』
花子「これが人魚さ 眷属になったヤシロを迎えに来たんだ でも困るな営業妨害だ」【邪魔だ小僧】ドカッ
『花子さん!』
【弱い弱い 七不思議ごときが千歳を生きる妾を相手に勝てるはずもなかろう ククク さあおいで】
『ヒィィ』花子「ちょっと待ってよ」【ん?】
花子「俺はまだその子の願いをひとつも叶えてないんだ 連れてくならその後にしてくれない?」
【黙れ!妾に命令するでない】
花子「へぇ…そうそれなら こっちも力ずくで行くよ」【小癪な!!】
ズバッ
【な… たかが生まれて数十年の怪異に何故これほどの…おのれ七不思議イイィィィ】トプン
『キャー』ぱし 花子「ナイスキャッチ」
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Amane(プロフ) - yuzuさん» ありがとうございます!初心者ではありますがどうか暖かい目で見てくれると嬉しいです! (2020年1月14日 23時) (レス) id: 5b82a89aad (このIDを非表示/違反報告)
yuzu(プロフ) - Amaneさんの小説初めて読ませていただきます!!小説書くの上手いですね!!これからも頑張って下さい!!応募してます^^* (2020年1月14日 23時) (レス) id: 92ac07ee55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:碧時雨 | 作成日時:2020年1月14日 23時