好きだから…。【地縛少年花子くん】

土いじり！ ページ5

花子side

『畑!』


寧々「我が学園の実習園よ! 農業学校ではないから小さいけどね」


『これがヤシロの特技？』

寧々「私園芸部なの特技は土いじり!!」



…………土。


寧々「何その顔! お花育てたりするのよ！女の子らしいのよ！？

…でもやっぱりこんなの可愛くないのかな

園芸はね昔好きだった人が「女の子らしい子が好き」って言うから始めたの

他にもお料理とかお裁縫と…全部上手に出来たら告白しようと思って」

『いつから好きなの？』


寧々「中等部入りたての頃から告白したのは一か月前 三年もかかっちゃったでも…」


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告白した日…

好きだった人「はぁ？”好きです”って…誰お前キモっ

つーかタイプじゃないからお前みたいな大根足」

大根足… 大根…

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寧々「一ヶ月も前の話だし!!もう全っ然気にしてないけど!!」

『気にしてるんだね』寧々「してない!!」

寧々「だって今は源先輩に夢中だもん 先輩みたいなすごい人と両思いになってあの男のこと見返してやるのよ！」

『ふーん…つまり誰でもいいんだ？』

「そ…そんなわけないじゃない！やだなーもー花子さんったら!」

『とかいって実はセンパイのこと大して知らなかったりしてー』

寧々「まさか!」

『じゃあセンパイの下の名前は？』


寧々「………」


あれ？…本当に知らない？


寧々「あっ虫鯉に食べさせよっと」


『ヤシロ…』ふ〜やれやれ ｺﾞｿｺﾞｿ

『はい』

寧々「メッセージカード？(なんで持ってるんだろ…)」


『ヤシロが作ったものをセンパイに贈る
名付けてプレゼント大作戦〜〜!!』


寧々「(そのまんま)でも前もそれで…」


『同じになるかはやってみなきゃわかんないって
どーせ大して接点もないんだろうし
せっかくなら活かしたいじゃん 今まで頑張ったんだから』


寧々「花子さん…………わかった!私頑張ってみる！」

ヤシロやる気出してくれた！ところでヤシロは何作ってるんだろ…

『そういえばヤシロ何作ってるの？』寧々「あれ」


どれどれ

………………まぁいっか…




ﾆｬｰﾝ ｶﾞｻｶﾞｻ




ん？白猫？

寧々「ん？どうしたの花子さん？………猫？にしてはなんだか透けてる？」


どこかで見たことあるような……


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？？「この子はシロ!可愛いでしょ！」


『そのまんま…』

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今の記憶…

白猫のシロちゃん→←零番様の境界

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