インターポールから来た子供

面倒くさい ページ8

降谷side

降「黒田管理官。
　 やはりこれはインターポールの
　 嫌がらせで間違いないと思います。」


黒田管理官に派遣された
国際捜査官の事を話すと
管理官は少し黙った後、俺を見上げて
思いもよらない事を言った。


黒「・・・お前の困惑する気持ちも
　 分かるが、・・・とりあえず、
　 使ってみたらどうだ。」






降「・・・・・・・ハァ？？」

意味がわからない



黒「実は、先日インターポールから
　 皮肉めいたメールが送られてきた
　 んだが、そのメールの最後に
　 その捜査官について書かれて
　 いたんだ。」


そういうと、机にあったパソコンを
操作し、送られてきたというメール文
を僕に見せた。



最初の内容は我々公安にまんまと
出し抜かれてしまった事への皮肉
だった。


しかし、最後にはこう書かれていた



今度派遣する国際捜査官は
インターポールでもっとも人身掌握に
長けた人物を派遣させて頂きますよ。
少し姿に驚かれるかもしれませんが
彼女が優秀な事は保証します。
どうぞ侮らない様に。


降「・・・・・」



黒「まぁ、使えないなら使えないで
　 その時はすぐに送り返せばいい。
　 だが、もしこのメールが本当なら
　 事件解決への大きな助けになる。」



当分はお前が面倒を見ろ。
そう管理官に言い渡され
俺は部屋を出た後、廊下で
大きなため息をついた。

黒の組織→←完全勝利？

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す