インターポールから来た子供

完全勝利？ ページ7

自分side


驚いた・・・。


公安ともあろう人達がこうも簡単に
罠にはまってくれるとは思ってなかった。

しかし、さっきのは・・・


すごく良い反応だった

さっきの公安の表情を思い出し、
私は笑ったら失礼だと感じながらも
耐えきれず、


『・・・ッフフフ、アハハッ
　アハハハハハ』

壁にもたれかかりながら
大笑いしてしまった。

『アハハッ、ごめんなさッフフ、さっきの
　反応があまりに良かったもので、つい。』




私は呼吸を整えてから、
嘘つき金髪上司に改めて向き直った。


『先程の反応を見る限り、
　この案件が解決の方向に向かって
　いるというのは嘘で間違いなさそう
　ですね。』



降「・・・・・」


公安の連中も黙った上司を見たまま
何も喋らない。




『私が子供だから、足手纏いになると
　決め付けて、捜査から外そうとしてるんですか？
　だったら、それはとんだ間違いですよ！
　私は日本の平和を守るためにここに来ました。
　絶対に足を引っ張ったりしませんし、
　皆さんのお役に立てると自信を持って言い切れます！』



金髪上司は黙ってわたしを見つめた後、
大きなため息をついた。


降「少し管理官と話をしてきます。」


そう言って、その場からいなくなってしまった。

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