心理戦 ページ6
降谷side
『今あなたが言った報告は嘘ですね。』
彼女は微笑みながらそう言った。
完璧な演技だっだはずだ。
正直、見破られるとは思っていなかった。
だが、
降「・・・え、・・・嘘とはどういう？」
ここで引き下がる訳にはいかない。
何としてもこの子供をインターポールに
帰さなければ。
『私が報告を嘘だと思う理由は2つです。
1つ、昨日逮捕されてその翌日にすぐ情報を
吐いてしまうような人を組織の中枢に入れて
しまうような奴らにインターポールへの
応援要請を日本警察がする訳無いこと。
2つ、もし仮に情報が吐かせることが出来ていた
としても、事件の関係性を探る為に使用されて
いるホワイトボードに何も書かれていないのは
おかしい事。』
『そして、そこにいるメガネをかけた刑事さん
の表情ですよ。さっきから困惑した顔で
あなたのこと見てますよ。』
そう言って、彼女が向けた視線の先にいるのは、
公安全員(か、風見さん!)
そう気づいた公安の連中は、ブンッと効果音が
つきそうなほど勢いよく風見の方へ振り向いて
しまった。
それが彼女の仕掛けた罠だとも気づかずに・・
俺はゆっくりと風見の方を振り返った。
案の定、風見は一斉に向けられた視線に対して
困惑していた。
その手元にはタブレットが握られており、
指で画面をスクロールする格好で
固まっている。
おそらく彼女について調べていたのだろう。
先程の会話は聞いてないに違いない。
勢いよく振り返ってしまった部下たちの
数人はA捜査官の罠に気づいた
のか、サッと顔を青く染めておそるおそる
僕の顔を見てきた。
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (11月11日 17時) (
レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - 面白い (8月14日 13時) (レス) @page16 id: 2876b83137 (このIDを非表示/違反報告)
紅紅 - 面白いです！ 頑張ってください。 (7月17日 14時) (レス) @page15 id: 5d6bcaafb9 (このIDを非表示/違反報告)
えむ.(プロフ) - とても面白い内容です！続き楽しみにしてます！これからも頑張ってください！ (6月6日 17時) (レス) @page8 id: 2303707e13 (このIDを非表示/違反報告)
runa - 滅茶苦茶面白かったです (5月22日 16時) (レス) @page7 id: ca97870c7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノアイユ | 作成日時：2023年5月17日 0時
