インターポールから来た子供

戦闘スタイル ページ22

自分side


やっとだ・・・
やっとここまで来た・・・



徹夜続きで眠い目をこすりながら、
私は1人警察庁内でガッツポーズをしていた。




とうとう奴らにつながる糸口が掴めたのだ


『あとはここにどう潜り込むか・・・。』




潜入したいのは、とある闇オークションだ
しかも、オークションされるのは
なんと盗品の宝石。



盗品宝石は売るとすぐに足がついてしまうため
安易にそのまま売る事はできない


そこで犯罪組織達の出番である。
組織お抱えの職人が再度カッティング、
研磨を行いネックレスをイヤリングに
髪飾りを指輪などに変えて新たな命を
吹き込んでやる。


そうして、闇の宝石は光の宝石へと
帰っていく。



宝石ビジネスで得られる利益は大きい。
実際宝石ビジネスで組織利益の8割を
生み出している所もあるくらいだ。



もちろん黒の組織も宝石ビジネスに進出している



調べによると、今回のオークションでは
世界中の盗賊達が盗んだ高品質のルースが
わんさか出品されるらしい。



多分、これを逃す事はないだろう。


問題は潜入方法。
そこまで考えた所で、糸が切れたように
フッと倒れ込んでしまった。
さすがに脳と体が限界らしい。


私は日本に来て何度目かわからないため息を
ついた後、1人仮眠室に向かって歩き出した

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