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聞き覚え ページ20

降谷side


国際捜査官と風見が別れた頃、
バーボンこと降谷零は、自身の愛車で
ベルモットの送迎をしていた



べル「全く、ジンったら今日はいつも以上に
  気がたってたわね。ライター無しで
  タバコに火がつきそうなくらいだったわ。」



バ「噂に聞くと、ウォッカが下っ端のネズミを
  始末し損ねたらしいですよ。」




ベル「あぁ。なるほどね。
  だからって、他の幹部にあたらないで
  ほしいわ。」


そう言って
ベルモットは口に含んだタバコの煙を
全て吐き出した。




僕はベルモットの様子を伺いながら
今日一番聞きたかった事を口にする



バ「ベルモット、少しお聞きしたい事が
  あるんですけど、いいですか?」


ベル「どうしたの?改まって。」






バ「スピリタスという名前に聞き覚えは?」





ベル「・・・誰から聞いたの?」


あからさまに顔を歪めるベルモット




バ「珍しいですね。
  貴方が感情を表に出すなんて」




ベル「質問に答えて」


バ「フフッ、情報屋仲間のルートからです。」




僕が答えると隣の大女優は大きなため息を吐いた


ベル「もう昔のことよ。貴方には関係ない。」

バ「少しくらいいいでしょう。
  どんな人物だったんですか?」


ベル「あまりいい思い出じゃないのよ。
  今思い出しても不愉快だわ。って言っても
  貴方諦めてくれそうにないわね。」


僕は少し微笑んで、そうですねと答えた


ベル「・・・ハァ〜。そうね一言で表すと
  月読かしら、決まって夜にフラフラと
  拠点に来ては、知らず知らずの間に
  全員、スピリタスの手のひらで
  転がされてた。
  ホント思い出したくもないわ。」



バ「へぇ、月読!日本の三貴神に例える
  なんて、よほど優秀だったんですね。」




ベル「優秀だったことは確かね。
  特に人身掌握の情報収集では右に出る者
  はいなかった。まるで人の心が読める
  のかと思うほど、華麗なものだったわ。」



そして、彼女は舌打ちをした後、続けた。



ベル「だからこそ、スピリタスが
  NOCだったことに誰も気づかなかった。
  気づいたのは、何も言わずに組織を
  離脱した一ヶ月後だったわ。」



話し終えた後、
イライラした表情を隠さないまま
彼女は2本目のタバコに火をつけた

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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (11月11日 17時) (レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
- 面白い (8月14日 13時) (レス) @page16 id: 2876b83137 (このIDを非表示/違反報告)
 紅紅 - 面白いです! 頑張ってください。  (7月17日 14時) (レス) @page15 id: 5d6bcaafb9 (このIDを非表示/違反報告)
えむ.(プロフ) - とても面白い内容です!続き楽しみにしてます!これからも頑張ってください! (6月6日 17時) (レス) @page8 id: 2303707e13 (このIDを非表示/違反報告)
runa - 滅茶苦茶面白かったです (5月22日 16時) (レス) @page7 id: ca97870c7e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ノアイユ | 作成日時:2023年5月17日 0時

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