インターポールから来た子供

勘違いだ！ ページ12

自分side



公安部を出た後、
私は真っ直ぐ捜査一課に向かったのだが・・・・



？「子供がどうやってこんなところにまで
　 入ってこれたんだ？」
『いえ、ですから、』
？「君、ここには重要な職務を日々こなして
　 いる人がたくさんいるんだ。
　 ふざけ半分で入ってきちゃいかん！」
『いや、だから私の話を・・・』



現在、私は悪質なイタズラっ子とみなされ
大勢の刑事さんたちに囲まれている。



弁解しようにも
私を説教している人たちの会話が途切れず、
話すことができない。


わたしは理不尽な説教を延々と聞かされ続けて
いるこの状況に段々腹が立ってきた。







・・・・・・なんなのこの人達！
理不尽すぎるだろ！！！
大人だからってそんなに偉いのか？
はぁぁーーーーー？？？？





心の中にある感情を表に出さないように
必死に奥歯を噛んでなんとか穏便に誤解を
解こうとしたが、とうとう限界が来てしまった。






怒りで頭に血がのぼった私は
フロア全体に響きわたる様な大声で言った。





『はじめまして！
　要請を受けインターポールから参りました。
　本日から合同捜査よろしくお願いします！』


インターポールのポリスバッジを見せる




フロアにいた全員がこちらをガン見して
驚いた表情を私に見せた。




その表情を見て、私は深く息を吐いた後、
怒気を含んだ声で言った。



『とりあえず、まずは出会い頭にろくに
　人の話を聞きもせず叱りつけたことについて
　謝罪してくれません？』

謝罪→←何者？

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す