_ レモンのように、酸っぱくて。オレンジのように甘い_ (ページ5)

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いつの間にか月日は流れて
無事二人とも高校生になれた
わたし達がいた。

入学式の日。
今日も、チャニョル家族とわたしの家族は一緒に行くことになったらしい。

生徒は先に行かないと行けないから
チャニョルと一緒に行こうと、チャニョルの
家を尋ねるとチャニョルママが困りながら

まだ、あの子は寝てるのよね～

と言っていた。

『起こしますよ!』

ありがとう！Aちゃん

『いえいえー!!!』

迷うことなく向かうのは
一直線にチャニョルの部屋。

小さな頃からお互いのおうちを
行き来していて… わたしもだけど、
チャニョルもお互いの家の間取りとか
把握済み。

扉を開けると
いびきをかきながら
まだ夢の中の様子のチャニョル。

『ほんとさぁ一』

『起きなさいよ～!!』

毛布を剥いでみても
ビクともしないチャニョル。

そもそもさ、入学式の日に
アラームすらかけてでない、

パボチャニョルよね。

こうなったら…
チャニョルの1番の弱点。

耳ふぅ作戦だ!!

チャニョルの耳に近づいて
ふぅと息をかけてみると…。

パクチャニョル実験の開始です！。

CL『んっ…。』

目をパカって開けたチャニョル。

CL『なんでいんの？』

『チャニョルままに頼まれたから！ね、今日何の日か分かってるの？』

CL『Aが俺にキスをしかけようとなった日!』

『違うし。そもそもなってないし。ほら、起きて!パボチャニョル!!』

CL『は～い。』

は～いじゃないし、