担降りしたあの子が好きです Ren N

１３ ページ14

「あいり！廉に変なこと言ってないよね？？」


「言ってない言ってない笑 Aがお世話になってまーす、くらい笑」


お泊まり会のはずが私は爆睡


私が寝てたはずの時間にビデオ通話履歴


しかも、

「昨日の夜はAなんかより1億倍可愛い、あいりちゃんと電話出来て良かったわー」


とかいう、うざいLINEが着てたし


いや、1億倍は事実だけどさ、わざわざ言うなよ


「可愛くなくて悪かったね

やっぱり永瀬廉にはもっと可愛い人が似合うわ」



って送ってやったら

「嘘嘘嘘！A、世界一可愛い、ほんまに」


めっちゃ気使わせちゃった笑



ーーーーーーーーー

数日後、


「今から家行くわ」


はい、出たー

自己チュー


ってかなんで家知ってるの


絶対あいりじゃん笑


「何しに来るの笑」


「会いに行くねん、お前に拒否権ないからな」


もう……


「よっ！」

「よ」


「なんでそんなに元気ないねん笑

可愛い顔が台無しや！」


「この前可愛くないって言ってたくせに」


「信じたらあかんわ笑

関西のノリや」

知らないわ笑


「で、何しに来たの？」


「だから、会いに来たんやんか、Aに」


意味わかんない笑


「Aー、明日お弁当いるー？」

ママ、わざわざ外にまで聞きにくることじゃないでしょ

「ちょっとママ！」

「え、あ、お友達？

家の中で喋りなさいよ笑

どうぞー」


「お母さん、Aさんの彼氏の永瀬廉です

いつもお世話になってます」


「廉！何言ってんのよ」


「え、彼氏？

Aにこんなかっこいい彼氏いたなんて笑

末永く仲良くしてあげてください」


待ってなにしてるの

なんか2人めっちゃ仲良くなってるし


談笑する2人を引き離して、私の部屋へ


あ、ダメじゃん

壁中に紫耀くんのポスター貼ってはるもん


激怒だろうな


「廉くん、晩ご飯まだだよね？

食べていく？」

「え、いいんですか！

ありがとうございます！」


ママ！ナイスタイミング！


「廉、先いってて！」

急いで部屋の紫耀くんをはがす

ばいばい、紫耀くん泣

また貼るからね


綺麗に貼れたから紫耀くんが名残惜しいけど、今は身の安全が大事だわ笑


「廉くん、Aの好きなアイドルにそっくりなのよねー」


ダイニングから聞こえる声


「あ、たぶんそれ僕っすよ笑」

「え、廉くんアイドル！？ Aなんかでいいの？笑」

「Aさんがいいんです

世界一好きです」


なんか

やばいな

１４→←１２

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す