えっとただいま年下の子に養われてます？！ (ページ26)

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誤解です！お客様！ページ26

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r｢ただいまー！Aー？｣

俺はすぐ帰ると彼女の名前を叫んだ。
今の気分的には娘に浮気をしてると勘違いされた父親の気分だ。
一刻も早く誤解を解かないといけない
その一心で持ち前の大きな声でAを呼ぶ

『え？！おかえりロボロくん。今日こんなに早く帰ってきて大丈夫だったの？』

いつもだとあいつらと世間話をしたりご飯を食べに行ったりするが今日はすぐ帰ってきたのでとても驚かれた。

r｢A！聞いてくれ！あんさん勘違いしとるんかもしれんけどな、俺、彼女なんておらへんよ？！｣

意を決して俺は弁明をすると彼女は

『…っあ～！はいはい、りょーかいです！僕勘違いしてた～！あはは！』

とさも僕わかってますよ感漂う返事が返ってきた。

r｢だから！ちゃうんやって！｣
『はーいはい。わかったから！僕勉強してくるね』
r｢まってくれ！ちゃうんやて！だから俺彼女なんておらへんよ？！｣
『わかったって！僕忙しいの！』
r｢だから聞けや！ちゃうから！｣

結構強い口調で言い合いになってしまい
気づかないうちに彼女の両肩を鷲掴みにし
俺の声を最後に彼女は言い返さずに俯いた。
やってしまった。必死になるあまり彼女を傷つけてしまった。A……名前を呼ぼうとした時だった。
『あのさ、僕忙しいって言ったよね？
今もう夏なの。わかるよね？僕いま余裕ないからロボロくんの惚れた腫れたとか考える余裕ないの。
そんなことかんがえてたら"効率が下がる"。
とりあえず僕頭冷やすから話しかけないでね。おやすみ』

そういい、俺の手を払い除け自室に入って行ってしまった。

ダメだ。完全にやらかした。