えっとただいま年下の子に養われてます？！ (ページ17)

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新たな一面はイケメンすぎて…… ページ17

ソファを選ぶのは早かった。
リクライニング付きのを買ったのだが、その時定員さんに｢ご兄弟での使いになるのですか？｣と聞かれた時自分でこれはどういう関係なのかわからず、すぐに答えられなくて黙って居たら彼女は｢そうなんですよぉー僕と兄さんで2人暮らしなんです｣とスラスラ嘘をつくから咄嗟に合わせてしまった。
その時の彼女は少し声を低くしていて、
本当に男の子だと思わせるのは容易かった

その後、後日業者が運んでくれることになり家具屋を出た。
その家具屋というのもショッピングモールの隣りに併設されていて案外すぐ決まったものだからショッピングモールの方へも行くこととなった。

『ロボロくんごめんね？さっき僕嘘ついちゃった……』

そう言ってしょんぼりする彼女は紛れもなく女の子で先程の姿は見る影もない。

｢そんなことは気にせんでええよ？俺、咄嗟に対応できへんくて助かったわだからむしろありがとうな？｣

と高さの近い頭を撫でてやると少し照れたのか耳の先を真っ赤にして俯きながらボソッと

『ありがとう……』と言う。

はぁ……マジでこの子が俺の妹か弟やったら良かったんになぁ…。