まァ、なンとかなるさ ページ47
薬研side
“血桜のお紅”、紅緒さんは
まるで人間離れしたかのような
美しい剣技で戦を掻い潜り、
幾千ものブラック本丸を沈めた凄腕剣士。
そして実力だけで政府幹部の座まで上り詰め
今や政府の一角を担う有力者だ。
この人が役人になる前に
審神者としも一緒に成長した刀剣男士達は
今もなお紅緒さんの刀剣男士だと言う。
何時もは
鮮やかな青色と薄桃色が混ざった
美しい着物を着ているから
今日は何だか新鮮だ。
紅緒「ふむ、まあそんな事は置いときな。
あたしはまずはそっちの
お二人さんの話が聞きたいねぇ」
途端に紅緒さんの目がすっと目が細められ、
射抜くように見られた。
厚「……丁度いいし此処で話そうぜ、薬研」
厚が言葉を投げ掛けてくる。
薬研「ああ。だが、その前に…」
俺はチラッと紅緒さんに引き摺られている男、名を……梓司、とか言ったか？
まあそいつを見た。
そんな俺っちの視線に気がついたのか、
紅緒さんはまるで存在を忘れていたかのように男を見やった。
紅緒「おや？
なンだい、梓司。伸びてンのかい？
はぁぁぁ…。これだから最近の若もンは。
根性が足りないンだよ、根性が！
さっさと起きな！梓司！」
紅緒さんはそう言うと、
男を真上にポイｯと放り投げた。
……………放り投げた！？
全「は？/え？」
とまぁそこで運悪く目を覚ました男。
梓司「……………え？」
少しずつ迫っている地面に顔面蒼白である。
梓司「い、ﾔｧｧｧｧｱｱｱｧｧ!!!死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ！
誰か助けてェェェェぇぇえええええ！！！！」
紅緒「おらァ梓司！しっかりと下を見なァ！
方法は教えた筈だよ！
使わなきゃあんたが死ぬんだよ！」
梓司「ﾋｨｨｨｨぃぃぃ！ﾔｧｧｧｧｱｱｱｧｧ!!!
じゅ、術！？方法！？
そんなの知りませんてェェェェエエエ！
逆に教えて下さいｨｨイイ！
まだじに"だぐな"いｨｨｲｲｲｨｨｲ！
確実にし、し、し！！！！」
男が地面につくまで残り3m程になった時、
バサっと周りに砂埃が舞った。
『主、怪我は無いか？』
砂埃が収まったあと、そこに居たのは＿＿＿
加州「こ、これって＿」
紅緒「おや、出来たじゃないかイ」
そこに居たのは、大きな狼のようだった。
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のんのん(プロフ) - 傾国萌えのセネンさん» ご指摘有難うございます。分かりづらくて本当に申し訳ないのですが、優香は"態と"表記を変えております。誤解されやすい表記で申し訳ありません。理由は、後ほど(番外編で)明らかになっていく予定です。コメント有難う御座いました (2018年2月21日 21時) (
レス) id: 97f8702749 (このIDを非表示/違反報告)
傾国萌えのセネン - ページ１３で途中から名前が優香になっています。 (2018年2月20日 16時) (レス) id: e1547fa130 (このIDを非表示/違反報告)
のんのん(プロフ) - LEISさん» は、は、初コメ！！ありがとうございます！更新めっちゃ頑張ります！はい、単純です← し、失礼しました……。是非完結までお付き合い下さいな (2017年5月24日 18時) (レス) id: 7c16e0aa31 (このIDを非表示/違反報告)
LEIS - めっちゃおもしろい！！！！この作品完結するまで見る！！頑張ってください！！！！ (2017年5月24日 17時) (レス) id: bdc48586c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のんのん | 作成日時：2017年5月5日 19時
